モトローラは、4月に「Motorola Edge 50」シリーズの中間グレードに位置する「Motorola Edge 50 Pro」を発表しました。
Edge 50 ProはSnapdragon 7 Gen 3を搭載します。先代Edge 40シリーズのEdge 40 ProはSnapdragon 8 Gen 2を搭載しており、性能はEdge 40 Proのほうが数段上ではありますが、Edge 50シリーズには新たに「Edge 50 Ultra」という最上位機種が投入されており、製品のグレードや価格帯をシフトした形となります。
Edge 50 Proの搭載するSnapdragon 7 Gen 3のAnTuTuベンチマークは80万点半ばほどで、150万点近くをマークするSnapdragon 8 Gen 2に比べればかなり性能が落ちていますが、多くのユーザーの普段使いには困りません。メモリは8GBおよび12GBから選択でき、ストレージは128GB/256GB/512GBを用意します。
ディスプレイは6.7インチの有機ELで、解像度は2712×1220と、FHDより高精細。Edgeシリーズらしく、画面の左右がわずかに湾曲したエッジディスプレイを採用しています。リフレッシュレートは144Hz。
カメラは3眼で、5000万画素で1/1.55型のメインカメラはOISに対応。1300万画素の超広角と3倍の1000万画素望遠カメラを搭載。しっかり需要を満たしている印象です。インカメラは5000万画素。
バッテリー容量は4500mAhで、125Wの急速充電に対応。およそ18分で0%からの満充電が行えるとしています。また、50Wのワイヤレス充電、およびイヤホンやほかのスマホに充電できる10Wのワイヤレス逆充電も対応。
本体色は「Luxe Lavender」と「Black Beauty」、「Moonlight Pearl」の3色。上位モデルと同様に、ARTを強調した「SMARTPHONE」をスローガンにしており、Moonlight Pearlはその名の通り真珠を模した有機的なデザインを、Luxe Lavenderは上質なフェイクレザーをまといます。
Motorola Edge 50 Proの一部ヨーロッパ市場での価格は699ユーロ/599ポンド(12万円前後)と紹介されています。イギリスでは最上位の12GB/512GBモデルのみの販売となっていることも一因でしょう。
一方、インドではメモリ8GB/ストレージ256GBモデルが2万9999ルピー、日本円で5万7000円ほどとミッドレンジ機らしい価格帯で販売しているようで、各国の経済力・購買力にうまく合わせていそうです。
OS | Android 14 |
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SoC | Snapdragon 7 Gen 3 |
メモリ | 8/12GB |
容量 | 128/256/512GB |
画面 | 6.7型 (2712×1220) pOLED 144Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素+1300万画素超広角+1000万画素3倍望遠 |
インカメラ | 5000万画素 |
電池 | 4500mAh 125W急速充電 50Wワイヤレス充電 |
寸法 | 161.2×72.4×8.2mm, 186g |
その他 |