アメリカ航空宇宙局(NASA)は、空飛ぶタクシーの研究を目的としたVRフライトシミュレーターを開発したことを発表しました。
シミュレーターは、VR環境に加えて、空飛ぶタクシーの物理的な運動刺激と空間的なローター音を再現。より乗客に優しい機体を作るのに役立つデータを収集するために活用します。
現在すでに運用を開始しており、テストパイロットのウェイン・リンゲルバーグ氏が試乗済なのだとか。シミュレーターでは、サンフランシスコの駐車場から飛び立ち、高層ビルに着陸するという「飛行」が体験できるそうです。
今回発表したVRフライトシミュレーターは、NASAの空飛ぶタクシーやドローンの開発に必要なデータを収集するミッション「Advanced Air Mobility」の一環で開発したもの。
同シミュレーターは今後4年間、研究のために運用する計画とのこと。
空飛ぶタクシーと言えば日本の場合、2025年の大阪万博で運用するという(やや先行き不透明な)話がありますが、アメリカではNASAも関与しているのが面白いですね。
果たして一般人が乗れるレベルの製品は登場するのか。今後の流れに注目です。