Appleが人工知能(AI)技術において、Googleに2〜3年遅れを取っているのではないかとの説が浮上しています。
この見解は、Appleの事情に詳しいMark Gurman氏が、Googleの最新AI発表を受けて表明したもの。彼はApple関連の元リークライターで、現在はBloombergでApple関連事情やスクープを担当する記者として活躍する人物であり、Appleフリークなら必ず一度は目にしたことのある名前のはずです。
Googleは8月14日に「Made by Google」イベントを開催し、新型スマートフォン「Pixel 9」シリーズに搭載される新しいAI機能を発表しました。これに対し、来月発売予定のiPhone 16シリーズでは、AI(Apple Intelligence)の全機能が発売時点で利用可能にならないとみられています。
Googleの強みは、AI機能「Gemini」がAndroidやPixelスマートフォン全体に統合され、ユーザーの生活をより便利にする点にあるといいます。例えば、Geminiは質問への回答や、アラーム設定、さらにはシェイクスピア風の文章作成まで、幅広いタスクをこなすことができます。
一方、Appleの音声アシスタント「Siri」は現状、Geminiと比較すると機能面で見劣りし、iOS 18.1でのSiriのアップグレードは、主にUIの改善にとどまっているようです。
ガーマン氏は「Power On: Apple Intelligenceは今のところ、期待に応えるには程遠い」というBloombergの記事を埋め込んだ自分の投稿に引用リポストする形で、「Googleの最新AI発表を見た後では、Appleがこの分野で少なくとも2-3年遅れていると考えざるを得ない。」とコメントしています。
AppleはGoogleに追いつけるのか、今後の動向に注目が集まっています。
After watching Google’s latest AI announcements, it’s hard to believe Apple is anything other than 2-3 years behind in this area — at least. https://t.co/fYxdQQ7CgC
— Mark Gurman (@markgurman) August 13, 2024