OPPO日本法人オウガ・ジャパンは、ハイエンドスマートフォン「OPPO Find X8」を13万9800円で発売すると発表しました。同時に「OPPO A3 5G」を3万2800円、タブレット「OPPO Pad NEO」を4万4800円で発売します。
河野健三専務取締役は、3年ぶりとなるFindシリーズの新モデル投入について「この3年間の沈黙は日本市場への情熱の冷却ではなく、一切の妥協を許さず完璧を追求してきた結果」と説明しました。同社は特許分野でも実績を上げており、2023年の国際特許条約出願件数で世界第9位、AI分野では5800件を超える特許を取得したとのことです。
OPPOはAI技術の研究開発にも注力しており、独自のAIセンターを設立して機能開発。GoogleやMicrosoft、MediaTek、Qualcommなどとも協業しているそうです。「これから3年、5年の間にスマートフォンは最も重要なAIデバイスとなる。スマートフォンこそが最もパーソナルで最も身近な、そして最も信頼できるAIプラットフォームとなる(河野専務取締役)」とOPPO AIの拡大に意気込みました。
Find X8は、メインカメラに新世代SONY IMX900センサーを採用し、3眼全てに5000万画素センサーを搭載。望遠カメラには世界初となるW型プリズム構造を採用し、薄型ボディながら高性能な望遠撮影を実現したそうです。
本体の薄さは7.9mm、重量は193gと薄型軽量設計を特徴としています。ディスプレイは6.6インチで、120Hzのリフレッシュレートと2.5Kの高解像度に対応します。ベゼル幅は1.45mmと極細。
一般的なスマートフォンで必要とされるガラスカバーを固定するスペースや緩衝スペースを減少させるべく、ディスプレイケーブル自体を固定して下を接着することで、この極細ベゼルを可能にしたと説明しています。
カメラ部分で提携するハッセルブラッド。ハッセルブラッド日本総代理店の大下代表取締役は、同社のカメラ技術について「写真とは真実を記録するもの、真実の温もりを広げるもの」だと主張、そうした哲学がFind X8にそそがれているとしました。
発表会では写真家の酒井孝宏氏が本機での撮影実績を披露。薄暗い時間帯での風景撮影や逆光ポートレートなど、従来のスマートフォンでは難しかった撮影でも高い表現力を発揮したと評価しました。
AIカメラ機能も強化され、背景に映り込んだ人物を一括で削除できる機能や、窓越し撮影時の反射を除去する機能を搭載。さらに2024年3月以降、日本語に対応したAI文書アシスタント機能も提供予定とのことです。
OPPO Find X8の販路は直販・公開市場。大手通信事業者の取り扱いは無し。MVNOはIIJが取り扱い。このほか、家電量販店、au+1 Collection、Amazon等にて販売予定。発売日は12月12日。
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エントリーモデルのOPPO A3 5Gは、米軍規格の耐衝撃性能を実現。発表会では実機による落下テストや釘打ちテストを実施し、高い耐久性をアピールしました。
タブレットのOPPO Pad NEOは、11.4インチの白銀比ディスプレイを採用し、2.4K解像度と90Hzのリフレッシュレートに対応。4スピーカーとドルビーアトモスに対応したそうです。
Find X8用のアクセサリーも販売。マグネット式50W無線急速充電器は9980円、専用ケースは1980円、マグネット式スマホリングは1980円で提供するとのことです。