市場調査会社Canalysが発表した2024年の中国スマートフォン市場調査によると、中国メーカーのvivoが首位に躍進し、ファーウェイが2位、アップルが3位となったことが明らかになりました。
2023年に首位だったアップルは、2024年に大きく順位を下げる結果となりました。
特筆すべきは前年6位だったファーウェイの躍進で、年間出荷台数は前年比37%増の4600万台を記録し、2位につけています。
一方vivoは11%の成長を見せ、首位の座を獲得しました。
アップルは第4四半期(10-12月期)に1310万台を出荷し、四半期ベースでは首位を維持したものの、前年同期と比較すると市場シェアの優位性は大幅に低下しています。vivoとファーウェイはわずか20万台差でアップルを追随する状況となっています。
中国スマートフォン市場全体の出荷台数は2年連続の減少から転じて4%増の2億8460万台となりました。Canalysの分析によると、この成長の主な要因としてAI機能の革新、手頃な価格帯での高級デザインと耐久性の向上、折りたたみ式スマートフォンの技術的進歩が挙げられています。
折りたたみiPhone/iPadや、より手頃な価格帯のiPhone SE 4(iPhone 16E)の投入によって、こうした状況をAppleが打開できるのかに注目です。