弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

iPhone 16eのココがダメ。買う前に知っておきたい注意点

 鳴り物入りで登場した最新機iPhone 16e。SEの系譜ながら、有機ELやUSB Type-C端子といった美点を備えるものの、注意点もあるのでご紹介します。

 まずは価格。599ドルとドル建てでは値ごろ感がありますが、現在の為替レート151円程度で計算されており、9万9800円(税込)からと、日本人の感覚では求めやすくない価格設定に。

 Apple A18チップを搭載しているので高い性能を誇りますが、GPUが4コアに制限されているという注意点も。iPhone SEシリーズは「ゲームをしたい」という学生のニーズをちょうど満たしてくれる値ごろな機種ではあったので、ほぼ10万円が最低ラインにまで値上がってしまったのは非常に残念だと考えられる点です。

 また、通信モジュールが独自のApple C1となっているので、Wi-Fi7非対応でWi-Fi6までとなっています。そこら辺はまあ多くの人には問題ないでしょうが、「独自の通信モジュール」「初物」というのは気がかり。不具合有無や安定性を考えると、少なくともしばらく様子を見てから考えるのが賢明そうです。

 Appleユーザーなら注目ポイントが、MagSafeの非対応。日常的な使い勝手には定評のあるMagSafeに対応していないのは残念です。ただ、Qi無線充電自体には対応しているようなので、今後登場するであろうMagSafe対応化ケースを用いるような方法は考えられます。

 カメラに関してはシングルカメラとなっています。超広角や望遠は備えないため、画質や使い勝手は不足しています。クロップズームには対応しているようですが、おそらく撮像素子も小型でしょうし、あまり期待できる点ではなさそうに見えます。言うまでもなくセンサーシフト手ぶれ補正などの上等な物は載せていません。

 他にもコストカットはおそらくスペック表に載らない部分にも多数あるでしょうが、かろうじて載っているものとしては、USB Type-CなのにUSB 2.0という点。大量にファイルを有線転送したいシチュエーションのある人には注意でしょうか。

 おそらく実行メモリは8GB以上を搭載していると思います。なぜなら、AppleのAI「Apple Inteligence」に対応しているからです。

 iPhone 16eは正直なところ、今すぐ買うべき機種では到底ないと思いますが、一方で「それほど多くのことは求めないが、今後日本語対応や機能拡充の望めるApple Intelligenceは使いたい」というユーザーにとっては一応の魅力もある一台という捉え方もできそうです。

 「いや、Apple Intelligenceとか必要ないから価格を下げろよ」という声も当然あるでしょう。実際、スマホのAI機能は、純正のものは派手なジャイアントキリングではなく、各アプリにシームレスに統合されていく、ささやかなものが多いでしょうし、アプリストアからインストールできる優秀または面白いサードパーティAIアプリで十分という人も多いはずです。そういった人にとっては、実行メモリを削ってでも価格にもう一声欲しかったでしょう。もし、これで7万9800円です!だったら、イマドキ60Hz駆動であることにさえ目を瞑れば、結構良いんじゃない……となっていただろうと、惜しく思います。

 ただ10万円をギリギリ下回る9万9800円ということは、法人等で業務用に導入する際、固定資産とならず一括償却可能など税制面での強みがあると言えなくはないのかもしれません。

 Apple Intelligenceは必要ないという人には、少なくとも急いで買う必要は全くありません。型落ちやセールはよくわからない、Androidはよくわからない、詳しくないという人が「現行品の中で1番安いiPhoneを頼む」と売れていく製品で、弊誌読者には当面はあまり縁のない製品になりそうです。

 強いて言うなら、ストレージ下限がそろそろ厳しさを増しつつある64GBではなく、128GBになったので、値段相応の選択肢かどうかは別として、よくわからない人が「買って後悔した」となるケースは減りそうですし、今後ニュース等で話題になる可能性もあるApple Intelligenceが「おい、使えないじゃないか」ともならないので、販売現場的にも悪くはない機種なのかもしれません。

 ちなみにiPhone 16eの価格は256GBは11万4800円、512GBは14万4800円となっています。発売日は2月28日です。

NTT docomoの最新端末をチェック [AD]
ドコモオンラインショップ
KDDIの最新端末をチェック [AD]
au Online Shop
UQモバイルの最新端末をチェック [AD]
UQ mobile オンラインショップ
詳細はソフトバンクの公式サイト(https://www.softbank.jp/mobile/)でご確認下さい。[AD]
ソフトバンクの最新端末をチェック
詳細はワイモバイルの公式サイト(https://www.ymobile.jp/store/)でご確認ください。[AD]
Y!mobileオンラインショップ
楽天モバイルを契約する [AD]
Rakuten Mobile
詳しく読む
すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない