Xiaomi Japanは本日、日本においてPOCOブランドの本格展開を発表。新型スマートフォン「POCO X7 Pro」をお披露目しました。価格4万9980円からという凄まじいコスパです。
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小米技術日本株式会社鄭彦副社長
そもそもXiaomiのPOCOは、Xiaomiブランド・Redmiブランドとは別に、上から下までラインナップを揃える独自の展開を行っており、累計出荷台数は7400万台を超えるとのこと。
Pocoシリーズをグローバルではハイエンドからエントリーまで幅広く展開している一方で、日本国内ではこれまで一部端末の限定的な発売に留まっており、国内ユーザーから「グローバル並みに多様なモデルを出してほしい」という要望が根強かったといいます。
同社はそうした声を受け、市場ニーズが高いミドルレンジ帯ラインナップの決定版とするXシリーズのProモデルを投入。
世界初Dimensity 8400-Ultra搭載のゲーミング性能と6000mAhの大容量バッテリーを組み合わせながらも、長寿命設計やIP68の防水防塵性能を備えた点を特長としています。さらに、4K60fps撮影に対応するカメラ機能も加わり、「ハイエンド級の使い心地をミドルレンジ価格で提供する」と強調しました。
さらに今後POCOの他のモデルを投入することも示唆。今回のPOCO X7 Pro発売は、グローバルから1ヶ月ほど遅れています。今後の製品投入タイミングについては、Xiaomi Japanはグローバルと同時期での発売をめざし、今回のようにわずかな遅れはあっても、できる限り早く最新モデルを日本市場に届ける方針を明らかにしました。
POCOのオンライン専売の方針について、販売チャネルを絞ることで効率的な価格設定が可能になるとしています。
質疑応答では、ゲーミングスマホという分野自体が盛り上がっていないのではないかという質問が投げかけられました。確かにASUSのROG Phoneとnubia RedMagicこそ健在ですが、BlackSharkやLenovo Legionスマホは撤退してしまいました。これについてXiaomiはどう勝機を見ているのか?
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小米技術日本株式会社片山将マーケティングマネージャー
Xiaomi Japanの片山氏は、モバイルゲーム市場がPCゲームほどの急成長を見せていない点を認めながらも、メイン機とは別にまたハイエンドを持つのは敷居が高く、低廉な価格でゲーミングスマホというのは競合がいないと分析。そして普段の動作もゲーミングスマホなら高いとアピールできれば一般層に訴求できるというロジックで勝ち筋を見ているようです。
発売記念として一部販売チャネルで2000円相当の割引キャンペーンを実施するほか、2月24日には元プロゲーマーを招いたオフラインイベントも開催。待望のPOCO本格上陸、最新スマホ4.9万円の衝撃Xiaomi Japanはこれを機にPocoブランドの日本市場での認知をより高めていきたい考えです。特にグローバルにタイミングを合わせていち早く新機種を投入する方針が明らかにされたのは嬉しいですね。今後のさらなる新機種投入に期待したいところです。