XiaomiのサブブランドPOCOはコスパの高いスマートフォンの「POCO X7」と「POCO X7 Pro」をグローバル発表しました。
X7シリーズはシリーズで初めてIP68の防水・防塵に対応。X7 ProはDimensity 8400-UltraのAntutu170万点超えのハイパフォーマンスと6000mAhの大型バッテリーが特徴となっています。
なお、X7 Proは日本国内での発売が予告されています。
デザイン
POCO X7はREDMI Note 14 Proがベースとなっていると思われますが、ストライプのデザインに変更されています。
一方で、POCO X7 ProはREDMI Turbo 4がベースとなっており、シンプルな2眼でこちらもストライプデザイン。どちらにもPOCOらしい黄色と黒のツートンカラーのカラバリがあります。
POCO X7 Proにはアイアンマンエディションも存在し、アイアンマンをモチーフにしたパターンのデザインとなっており、ロゴとアバターが描かれています。オリジナルの保護ケースやケーブルが同梱され、アイアンマンのカスタムテーマが実装されているとのこと。
ディスプレイ
どちらにも1.5K解像度の120Hz 有機ELディスプレイを搭載。ディスプレイ形状はX7がエッジ、X7 Proがフラットとなっています。
X7は3000nit、X7 Proは3200nitのピーク輝度の明るい仕様で、最大2560Hzのタッチサンプリングレートに対応。調光方式を高輝度時にDC調光、低照度時に1920Hzの高周波PWM調光と切り替えることで、目への保護性と色精度を両立させています。
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画像はX7 Pro
X7 Proのみ動画コンテンツに応じた自動的な明るさ調整を行う、アダプティブHDRに対応。また、正確な色再現とデバイス間での一貫した色表示を実現する、オリジナルカラーPROを謳っています。
保護ガラスにX7はゴリラガラス Victus 2、X7 Proはゴリラガラス 7iを採用しており、ここは価格と逆転した仕様になっています。
SoC・パフォーマンス
POCO X7はSnapdragon 7300-Ultraを搭載。Antutu v10ベンチマークスコアでは70万点のスコアを記録したとのこと。
POCO X7 Proはグローバル市場の端末で初めてDimensity 8400-Ultraを搭載。
オールビッグコア構成により、Dimensity 8300からCPU性能が34%、電力効率が54%向上しているとのこと。GPUは性能が24%、電力効率が70%向上し、AI性能も50%向上しています。
さらに、メモリとストレージはLPDDR5X+UFS 4.0のハイエンド仕様。結果、Antutuベンチマークでは170万点と2世代前のハイエンドを超える性能となっています。
X7 Proは5000mm²の大型3Dベイパーチャンバーにより、従来の3倍に液体冷却の熱伝導率を高めているといいます。効率的な熱経路設計と合わせて冷却性能を高めた上、10個の温度センサーによる温度管理に基づいたAI制御により、最適な温度体験を実現しているとのこと。
X7 Proは人気オープンワールドゲーム「原神」で1.5K解像度への超解像レンダリングに対応し、より高画質でプレイ可能。このほか、ゲームオーディオ機能やゲーム内のボイスチャットの文字起こし機能に対応しています。
防水・防塵、バッテリー
POCO X7シリーズはPOCOのスマートフォンで初めてIP68の防水防塵規格に対応。1.5mの水深で30分沈める試験を通過しています。
X7は5110mAhのバッテリーを搭載し、15時間の連続使用が可能。45Wの有線急速充電に対応しています。低温の過酷な環境下でもダウンすることなく使用可能だといいます。
X7 Proは6000mAhの大容量バッテリーを搭載し、高性能ながら14.5時間の連続使用が可能。
充電管理チップと90Wの有線急速充電により、急速かつユーザーに合わせた効率的な充電ができるとのこと。電源管理も搭載し、バッテリーの保護性を高めることで、1000回の充電サイクルにおいても90%の電池容量を保てるそうです。
カメラ
広角カメラに共通してSONY製 5000万画素 1/1.95型イメージセンサーのIMX882を搭載。f/1.5の明るいレンズと光学手振れ補正も備えており、十分なスペックといえます。
RAWベースで処理されるアルゴリズムにより、低照度においても光と影の鮮明な階調と豊かな質感を保持できるといいます。
X7 ProにはUltraスナップ機能を搭載し、低照度でも低遅延のキャプチャが可能。モーションキャプチャや最大50フレームのバーストショットにも対応します。
生成AI編集機能を搭載し、AIによる画像の周辺拡張機能、AI消しゴム機能が実装。写真や動画に編集したいことをAIに伝えることで、短い映画のような動画を作成できるAIフィルム機能も利用できます。
X7は最大4K 30fps、X7 Proは最大4K 60fpsの動画撮影が可能。さらに、X7 Proは自動フォーカス追従機能や、Log撮影に対応した高度なパラメータを調整できるディレクターモードといったプロ向けの機能実装しています。
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ディレクターモード
発売日・価格
「POCO X7」「POCO X7 Pro」「POCO X7 Pro Iron Man Edition」はインドなどの地域で既に発売中。価格はX7が$229(約3.5万円)から、X7 Proが$279(約4.3万円)から、Iron Man Editionが$369(約5.6万円)から。
POCO X7 Proは日本国内での発売が決定しており、2月12日の12:00に発表される予定です。
スペック
スペック表は以下の通り。
POCO X7 | POCO X7 Pro | |
---|---|---|
OS | Xiaomi HyperOS 2(Android 15) | |
SoC | Dimensity 7300-Ultra | Dimensity 8400-Ultra |
メモリ | 8/12GB(LPDDR4X) | 8/12GB(LPDDR5X) |
容量 | 256/512GB (UFS 2.2) | 256GB/512GB (UFS 4.0) |
画面 | 6.67型 1.5K(2712×1220) 有機EL 120Hz ピーク輝度:3000nit 12bit 色深度 1920Hz PWM調光/DC調光 2560Hz タッチサンプリングレート エッジディスプレイ |
6.67型 1.5K(2712×1220) 有機EL 120Hz ピーク輝度:3200nit 12bit 色深度 1920Hz PWM調光/DC調光 2560Hz タッチサンプリングレート フラットディスプレイ |
カメラ | 広角:5000万画素 LYT-600 1/1.96型 0.8μm f/1.5 OIS 超広角(120°):800万画素 IMX355 1/4″ 1.0μm f/2.2 マクロ |
広角:5000万画素 LYT-600 1/1.96型 0.8μm f/1.5 OIS 超広角(120°):800万画素 IMX355 1/4″ 1.0μm f/2.2 |
インカメラ | 2000万画素 | |
電池 | 5110mAh 急速充電(最大45W) | 6000mAh 急速充電(最大90W) |
寸法 | 162.33×74.42×8.4(8.63)mm 185.5g(190g) ※()内はブラック |
160.75×75.24×8.29(8.43)mm 195g(198g) ※()内はイエロー |
カラー | シルバー/グリーン/ブラック | ブラック/グリーン/イエロー |
その他 | 画面内指紋認証 ステレオスピーカー X軸振動モーター IP68 |
画面内指紋認証 ステレオスピーカー X軸振動モーター IP68 Surge P2 充電管理チップ Surge G1 電源管理チップ |
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