
MacRumorsは、証券アナリストJeff Pu氏のレポートとして、Appleが2026年初頭にiPhone、iPad、Macそれぞれの「低価格」モデルを一斉投入する計画だと伝えました。
中心となるのは新たなエントリークラスの13インチMacBookで、iPhone向けのAシリーズチップを搭載する構成になる可能性があるといいます。
Pu氏によると、この新MacBookはiPhone 16 Pro向けに設計されたA18 Proチップを流用し、13インチクラスのディスプレイを備えたエントリーモデルとして登場する見込みです。筐体カラーはiPadのようにシルバー、ブルー、ピンク、イエローなど複数色が用意するのだとか。
価格帯は699〜899ドルと予想されており、本稿執筆時点の為替レート(1ドル約156円)で換算すると、約10万9000〜約14万1000円前後となります。
この価格を実現するため、Appleはデザインやディスプレイ部品を既存世代から流用したり、実行メモリを8GBに抑えたり、ポート類をUSB-C1基だけにするなど、仕様面で割り切る可能性があるそうです。MacにAシリーズチップを載せる構成は異例で、Mシリーズとの差別化や、教育市場・低価格ノートPC市場での戦い方がどうなるのか注目されます。
iPhoneについては、2026年春に「iPhone 17e」が登場する見込みとされています。現在販売中のiPhone 16eに続く、第2世代の「末尾e」シリーズです。
Pu氏は、iPhone 17eには最新世代のA19チップが搭載され、18メガピクセルのCenter Stage対応フロントカメラや、Apple独自のC1モデムが採用されると予想しています。
一方で、それ以外の多くの仕様はiPhone 16eから大きく変わらないとも述べられており、コストを抑えつつチップと通信まわりだけを強化する構成になりそうです。別のうわさでは、現行のノッチからDynamic Islandへ移行する可能性も指摘されており、見た目が最新世代に近づくかもしれません。
ちなみに同じく2026年春には、第12世代iPadも投入されるとされています。こちらはデザイン変更は行わず、内部チップをA18へ刷新することで、エントリークラスのiPadとして初めてApple Intelligenceに対応する計画とのこと。春にはAppleの廉価モデルが勢揃いし、学生向けに訴求する展開になるのかもしれないですね。
なおPu氏によれば2026年後半には、iPhone 18 ProシリーズとApple初の折りたたみiPhoneが同時期に登場し、その後の2027年前半に通常版のiPhone 18、iPhone 18e、第2世代iPhone Airが出るという見立てです。

















