
発表された直後のTrump T1 Phone
「トランプ大統領の息子が発表した」と鳴り物入りで登場し、トランプ大統領の一族が経営するトランプ・オーガニゼーションのTrump Mobileのスマートフォン「T1 Phone」。中国製ではとまことしやかにささやかれていました。
スケジュールからは約6ヶ月ほど延期していますが、この最新デザインと仕様について、米The Vergeは2月6日(現地時間)報じました。Trump Mobile幹部のDon Hendrickson(ドン・ヘンドリクソン)氏とEric Thomas(エリック・トーマス)氏へのビデオ取材で、ほぼ最終形に近いという実機を初めて確認しています。

画像出典:The Verge
T1 Phoneは、Donald Trump(ドナルド・トランプ)米大統領の息子2人が2025年6月にトランプタワーで発表したAndroid端末です。499ドル(約7万8000円)で2025年8月に出荷予定でしたが、延期を繰り返し、2月時点でまだ1台も届いていません。。幹部によると端末はFCC認証を通過済みで、T-Mobileの認証が3月中旬に完了見込みであり、その後に初期購入者へ出荷できる状態になるとしていますが、正確な出荷日への言及は避けています。
外観は発表時から大きく変わりました。iPhoneに似たスクエア型カメラユニットを廃し、縦3連の楕円形カメラ部に刷新。ゴールドの筐体と星条旗は維持しつつ、背面の「T1」ロゴは最終版で削除する予定です。ディスプレイは6.25型から6.8型AMOLEDに拡大し、両端が湾曲したエッジ仕様を採用しているそうです。
チップセットはQualcomm Snapdragon 7シリーズ(型番未公表)で、内蔵ストレージは512GBへ倍増し最大1TBのmicroSDにも対応。
当初の発表スペックに従えば実行メモリは12GB、バッテリーは5000mAhで20W急速充電対応、OSはAndroid 15です。
100ドル(約1万5700円)のデポジット済み予約者は499ドル(約7万8000円)で購入可能ですが、新規購入者はより高い価格になるとのことです。幹部は上限を「1000ドル(約15万7000円)未満」と説明しました。
Trump Mobileは当初「米国で誇りを持って設計・製造」と宣伝していましたが、中国Wingtech製の「Revvl 7 Pro 5G」をゴールドにしたものではとの指摘がなされていました。

T‑Mobile REVVL 7 PRO 5G
このため数週間で同表記を削除。現在は「最終組み立て」のみマイアミで実施し、部品は海外製のようです。トーマス氏は「最終組立」が何を意味するのかをあまり詳しくは語らなかったものの、「最後の10個ほどの部品を組み立てる作業」のようです。それ以前の端末の大部分がどこで組み立てられるのかは明かさず、「優遇国」で行われるとだけ述べています。「最終組立以外の製造工程は、どうやら中国以外のどこか」と言いたげのようです。
T-Mobile回線を使うMVNOとして月額47.45ドル(約7450円)の「47プラン」を展開。Elizabeth Warren(エリザベス・ウォーレン)上院議員ら民主党議員11人は「米国製」表記やおとり商法の疑いを理由に、2026年1月にFTC(連邦取引委員会)へ調査を要請。Trump Mobile側はコメントしていません。



















