
NVIDIAの次世代AIプラットフォーム「Vera Rubin」をきっかけに、スマートフォンの値上げ観測が広がっています。海外メディアWccftechは、米KeyBancのメモを根拠に「Vera Rubin世代のAIシステムが今年、スマートフォン1億〜1億5000万台分に相当するメモリ需要を生み得る」と伝えました。

それによると、AIの推論処理は「KV Cache」と呼ばれる巨大な一時メモリ領域を必要とし、エヌビディアはVera Rubinで「Inference Memory Context Storage(ICMS)」という専用リソースを導入する構想だといいます。Wccftechは、この設計変更がメモリ需給をさらに締め付け、スマホメーカーにも余波が及ぶ、という見立てを示しました。
価格面では、KeyBancの見方として「メモリがスマホ部材コストの約2割を占める」ため、AppleやSamsungなどは端末価格を100ドル〜150ドル(1万5820円~2万3730円)引き上げる必要が出る可能性がある、としています。
調査会社Counterpoint Researchも「メモリ不足でスマホの部材コストが上がり、2026年の出荷見通しを下方修正した」としており、値上げか仕様調整かの選択がメーカーに迫られている状況。
2026年のスマホは、仕様を削るか価格を増すかという、あまり面白くない展開に注目することになりそうです。




















