競争の激化しているスマートフォン業界ですが、そんな熾烈極まる戦いに癒やしを与える、ささやかなオアシスが、「週刊アスキー」と「MacPeople」で連載中の人気コミック「花のアンドロイド学園」です。
端末メーカー各社の擬人化がテーマとなっており、言い換えや設定の妙は必見。
たとえば、現SONY Mobileを擬人化したキャラクター「品川ソニア」は、日本人の父、スウェーデン人の母を親に持つイギリス出身のハーフのお嬢様で、後に父の元に引き取られるという設定。これはもちろん、日本SONYとスウェーデンのEricssonの合弁会社のイギリス企業「SonyEricsson」が、100%子会社化で「SONY Mobile」へと社名を変更、東京に本社を移転したことを忠実に再現するもの。最新の時事にも正確に適応する柔軟さがあります。
(左から品川ソニア《SONY》、星野ウナ《SAMSUNG》、元木ローラ《Motorola》)
他にも、彼女らは各通信事業者をベースにした「d部」「a部」「s部」等に所属していて、ファッションショーという名の新モデル発表会に参加するなど、徹底的に「学園モノ」然とした世界観。さらにAndroid以外のiOSやWindows PhoneといったモバイルOSも学外の男の子として登場します。
ジャーナリストの石野純也氏の監修による豊富な知識に裏打ちされた、マニアを唸らせる適格な設定と風刺、そして加山紀章氏の画力で描かれる色っぽい女の子たち。ある程度のスマートフォンに関する知識があればハマること間違いなし。
こんな素敵な漫画をイッキ読みできる単行本第1巻が6月27日(木)発売となります。そして記念すべき単行本の帯の推薦文は、なんとAndroidの創業者である偉大な開発者、Googleの技術部門副社長 アンディ・ルービン氏だそうです!クレイジー!
まさに「Androidの父」からお墨付き!(?)「花のアンドロイド学園」単行本は帯も含めて必見です!