学校から支給されたノートPCのUSBポートに鉛筆の芯や金属クリップを差し込み、ショートさせて発煙や発火を試みる「Chromebook Challenge」や「Chromebook Durability Test」といった危険な行為が、TikTok上で流行しているとEnterprise Newsが報じています。
この現象は特にアメリカで広がっており、実際にいくつかの学校では、この行為が原因とみられる火災が発生し、生徒たちが避難する事態にまで発展しています。また、ある州では、このチャレンジを行った中学生1人が負傷し、入院したとの報道もあります。
ノートPCに内蔵されているリチウムイオン電池は、衝撃やショートによって発火すると大変危険です。

Chromebook ChallengeによりPCが発火している様子。 【引用: NBC 10 WJAR】
現在、TikTokでは、これらのチャレンジに関連するキーワードを検索すると、危険性を警告するメッセージが表示されるようになっています。
TikTokといえば、アメリカ企業にTikTokの事業を売却しなければ利用を禁止する法律がバイデン政権のもとで発効され、アメリカで使えなくなりました。ただしその後、売却先を決める際の猶予期間が設けられ、今回その期間が延長されたことで、アプリストアに復活した経緯があります。
TikTokへの目が厳しくなるのか、引き続き注視していく必要があります。