毎年3月と8月頃に世界中でリリースされるSamsungのフラッグシップスマートフォンですが、そのスマートフォンの心臓部といえるSoCにExynosチップを使用するのを停止するべきである、という署名運動が、Change.orgでスタートしています。
Samsungは、国によって搭載するSoCを変えており、日本や米国などの国々では最新のQualcomm Snapdragonチップセットを、ヨーロッパなどの国々では自社開発のExynosチップセットを使用しています。国内ではExynosチップセットはミドルレンジ端末にのみ搭載されていますが、ヨーロッパ等ではハイエンドモデルに搭載され、一部ユーザーの不満となっています。
Exynosチップセットは、一般に同時期のSnapdragonと比較すると、処理速度、熱管理、および消費電力の面で劣ると署名は主張。確かに、GeekBenchなどのスコアを見てみると、その差がわかります。Galaxy S20 UltraのSnapdragon 865版とExnos 990版で比較してみました。
さらに、カメラセンサーについてもSamsung製のものはSONY製のものに劣るとしており、そのようなレビューはGalaxy S20やS20+でも言われています。
この署名には執筆段階で元々の目標であった2万5000人を超えており、次なる目標は3万5000人に設定されています。
Exynosチップセット、確かに筆者もあまりいいイメージを持っていいません。SamsungはAMDとGPUの面での協業を過去に発表しており、それによる技術向上か、Snapdragonチップセットへの一本化に期待しましょう。
Qualcomm Snapdragon 810の爆熱が問題となった2015年、メーカー各社は冷却機構を徹底的に詰め込むか、SDM810の採用自体を回避。SamsungはGalaxy S6シリーズにExynos 7420を選択、他社はSnapdragon 808を選択していました。SamsungはGalaxy S3αやGalaxy S6シリーズといった一部の例外を除き、日本国内市場向けのモデルには基本的にSnapdragonを採用してきています。
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(編集・校閲: ivara)