
Appleが今年9月に発売したAirPods Pro 3の一部で、アクティブノイズキャンセリングをオンにすると「ノイズ」が聞こえるという問題が発生しているようです。複数のユーザーがRedditやMacrumorsのフォーラムにこの問題を報告しました。
このノイズは、メディアを再生していない状態の時に顕著に現れるとのこと。ユーザーはこのノイズを「静電気」「シューシューという音」「ホワイトノイズ」「雨音」「貝殻を耳に当てた時のような海の音」と表現しています。ANCモードだけでなく、適応型オーディオモードや外音取り込みモードでも同様の現象が確認されています。
また、片耳のイヤホンだけでノイズが強く出るケースも報告されています。あるユーザーは「静的なノイズが大きすぎて30dB程度の音量では音楽が聞こえない」と報告。別のユーザーはニューヨークからシカゴのフライト中に右側のイヤホンから口笛のような風切り音が鳴り続け、購入から1週間で交換したと述べています。
この問題をAppleに伝えたユーザーは交換品を受け取りましたが、交換後のAirPods Proでも同様の問題が発生したケースがあるそうです。あるユーザーによると、Appleは店舗スタッフに対してノイズを報告したユーザーのAirPods Pro 3を交換するよう指示しているとのことです。
現時点でこのノイズがハードウェアに起因するものなのか、ソフトウェアに起因するものなのかは判然としません。どうやら、ANCと外音取り込みモードをオフにすることで、完全に消せるようですが、でもそれらの機能ってAirPods Proならでは、セールスポイントでもある大事な機能なので、無効化しちゃったらそもそもAirPods Proを使う意味がなくなっちゃって、本末転倒なんですよね……。
過去のAirPods Proでも同様のノイズ問題で修理プログラムが実施された経緯があり、今後のAppleの対応が注目されます。


















