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Apple Intelligenceに黄信号。AppleからAI人材が大量離職、重要人物も競合から引き抜かれる

 アップルの人工知能(AI)部門で、トップ人材の流出が深刻化しているようです。Financial Times の報道をもとに、PhoneArenaが伝えています。

 それによると、ここ数週間だけで十数名もの研究者が退職し、競合他社が積極的に引き抜きを行っているそうです。

 この流出劇は、Appleの基盤モデル開発を率いていたAI担当幹部、Ruoming Pang氏がMetaのSuperintelligence Labsに移籍したことから始まりました。

 Pang氏は、Genmojiやオンデバイスでのテキスト要約といった「Apple Intelligence」の主要機能を支える100人規模のチームを監督していた重要人物。

 さらに彼の退社後、Appleの基盤モデル(AFM)グループに所属していたシニアエンジニアのMark Lee氏とTom Gunter氏もMetaへと移籍。

 追い打ちをかけるように、Appleの主要な研究開発に関わっていたBrandon McKinzie氏とDian Ang Yap氏を、今度はOpenAIが引き抜いたのこと。

 こうした危機的な事態ですが、Appleも全くの無策というわけではないようです。今年すでにAI関連のスタートアップを7社買収していますが、さらにティム・クックCEOは、2025年第3四半期の決算説明会で、AI開発のロードマップを加速させるためならば大規模な企業買収にも非常に前向きな姿勢を見せていました。

 ただでさえ遅延している上に、重要人物も離職しているAppleのAI開発。ここからどう挽回するのか、Appleの起死回生の一手に注目していきたいところです。

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