
Nano Banana Proで作成
Googleは、最新の画像生成/編集モデル「Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)」を正式発表しました。従来の「Nano Banana(Gemini 2.5 Flash Image)」の上位版・後継のような位置付け。
Nano Banana Proの大きな特徴は「テキストに強い」点です。ポスターやインフォグラフィック、図解など、これまでの画像生成AIが苦手としてきた細かな文字や多言語テキストを、より高い精度で読みやすく描画できるとしています。
英語以外の言語でのテキスト描画に対応。これまで主に平仮名や片仮名がかろうじて描画できる程度の限定的な対応にとどまっていた日本語でも、かなり精細に描画できるように進化しています。平仮名、片仮名、漢字いずれも描画可能。かなりの密度に詰め込んでも、結構ちゃんと描き込めているので驚きです。
いや~ネタ乙、流石にムリだろwwwと思ったら……(最初のpromptに総務省会合を入れたのでそれっぽくなっている) https://t.co/VgYjViBKtA pic.twitter.com/sI6vP0H4r9
— すまほん!! (@sm_hn) November 20, 2025
画像生成としての表現力も強化。Nano Banana Proは最大14枚の画像を同時に参照し、そのうち5人分までの人物を「同じキャラクター」として一貫した見た目で登場させられるそうです。
カメラアングルの変更や被写界深度の調整、色調補正、特定領域だけの部分編集など、写真編集ソフトに近い細かなコントロールもサポートします。
Nano Banana Proはリアルタイムの検索結果や世界の知識を取り込みながら画像を生成できます。スポーツの最新試合結果を反映したインフォグラフィックや、レシピの手順を整理した調理フローチャート、歴史上の出来事を正確な服装や建築で再現したシーンなど、「情報をそのまま絵にする」用途を想定しているようです。
Web版Geminiでためせるようになっています。有料プラン非契約では、利用回数や高解像度レンダリングなどには上限もあるようです。また、開発者向けのGoogle AI Studioでは有料APIの紐づけを求められるなど、一部制限されています。
ディープに使う場合はGoogle AI PlusやPro、Ultraといった有料サブスクリプションを契約して上限を開放したり、nano banana pro対応の外部サービスを利用したりといった対応が必要かもしれません。
たとえばAdobeは、画像生成/編集プラットフォーム「Adobe Firefly」やPhotoshopのGenerative Fill機能にNano Banana Proを統合したことをすでに発表しています。


















