ラトックシステム様より発売されている REX-WIFIUSB2 の評価用機材をお借りしたので、レビューをしていく。本製品は機能が多く、一度のレビューではその魅力を伝えきれないため、前編では製品の概要とデザインと簡単な機能。後編では一歩踏み込んだ機能について紹介をしていく。
一台四役 + α を兼ねた筐体
REX-WIFIUSB2 は、スマートフォンやタブレットに関わる機能をこれでもかと一台に盛り込んだ製品だ。
USBポートにスマートフォンを接続すれば、内蔵されている 5200 mAh のバッテリーが駆動しモバイルバッテリーになる。はたまた、USBにストレージを接続すれば Wi-Fi 経由でデータが閲覧できるファイルサーバにもなる。LANケーブルを接続すれば無線LANルータにもなり、Wi-Fi のブリッジ機能もある。
もはや、これ一台さえあれば面倒くさい機械を持ち運ぶ必要のない、何でも入り……というよりは、何でも来い!という製品だ。
この姿、どこかで見た……ような……
筐体のデザインはどこかで見たことがある気がする商品だ。どことないデジャブを感じるのだが、プラグを一体化するというコンセプトがある以上、デザインが似てしまうのは仕方が無いこと何かもしれない。
サイズは想像していたよりも一回り大きく、本体重量は 195g とほんの少し重たい。ただ、バッテリーを内蔵していると考えれば妥当な重量と言えるだろう。
モバイルバッテリーとしてもイケてる!
電池残量のインジケータで残量があることを確認した後、USBケーブルでスマートフォンと接続すると自動で給電が始まった。USBポートは2つあり、片方を単独で利用するとタブレットも充電可能な 2.1 Aが得られる。ただし、2ポートとも利用すると、両者ともに 1A ずつの出力となるので、注意が必要である。また、バッテリー容量も 5200 mAh と少し心許ないのも残念な点だ。
本体の内蔵バッテリーを充電しながらでもUSBポートへの給電は行われるので、本製品をUSBアダプタとして利用することもできた。
以上が外観とモバイルバッテリーとしてのレビューとなる。ただし、この製品の真価はこれだけではない。その全貌は後編に続く。