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ZTEに致命的打撃、Snapdragonを7年間使用不能に。

 米中の貿易摩擦がZTEによって新たな段階へと進みそうです。

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 米国はイランや北朝鮮への制裁措置を課していますが、中国メーカーZTEがこれを無視して違法に通信機器を輸出、さらに米政府に虚偽報告を繰り返したとして、米商務省は米企業によるZTEへの製品販売を7年間禁止すると発表したと、ロイター通信が報じました。ZTEの米国における廃業の危機とも伝えられています。

 この米企業のZTEへの販売禁止製品としてはチップセットなどが含まれており、QualcommやIntelの製品も含まれ、直ちに直接的、間接的にZTEへの輸入が禁止されます。スマートフォンに搭載されている主流のチップセットSnapdragonシリーズはQualcommが製造開発していることから、これらも7年間ZTEは使用できません。

 ZTEも多くの機種にSnapdragonを採用しています。日本国内でもSIMフリーのBladeやAXON、キャリア向けだと2画面スマホAXON M にもSnapdragonが搭載されています。米国のみならず世界展開にも影響が出ると見られ、ZTEにとっては致命的な打撃となることが予想されます。

 基幹部品が全く利用できなくなったことから、ZTEのスマートフォン自体が危機的な状況と言えます。Samsung ExynosやMediaTekといったSoCに切り替えるなどして対応するのでしょうか?今後の進展が注目されます。

続報:ZTE、Android OSの使用を断念か。

情報元Reuters
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