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販売元に個人情報がダダ漏れ?Androidマーケットの仕様変更に疑問の声(追記あり)

2012/01/14追記
この不具合は修正された

 Androidマーケットでアプリケーションを購入すると,個人を完全に特定しうる情報がアプリの販売元に提供されることが問題となっている

 この事態を問題提起した「むらかみの雑記帳」の管理人tmurakamさんによると,この仕様変更は最近行われたもので,アプリの販売者がGoogle Checkout(Googleが提供するオンライン決済代行サービス)にて,アプリ購入者の以下のような情報を参照できるそうだ。

  • 完全な住所
  • 氏名
  • 携帯電話の番号
  • メールアドレス

仕様が変更されるまでは

  • 番地なしの住所
  • Googleチェックアウト用に存在する一時的なメールアドレス

のみが参照でき,今のような個人を特定しうる情報ではなかったそうだ。

 この変更が直接的にプライバシーを侵すものではないが,意図せずにこのような情報が送信されるのは言葉にできない気持ち悪さを感じる。
 また,企業ならば個人情報の取り扱いに対するポリシーがあるだろうが,趣味でアプリを開発し,有償で提供している「個人の開発者」にもそれらのポリシーが完全にあるとは考えづらい。
もちろん,法的な規制はあるが,それらを「個人の開発者」がどこまで遵守できるかと問われると,疑問に残る部分もある。

 いずれにせよ,なぜこのような仕様の変更を行ったのか,Googleの公式な見解が求められる。

 筆者の個人的な意見としては「ちょっとえっちなアプリ」を購入できるのもAndroidマーケットのよい点なのだが,そのようなアプリを購入すると,住所,氏名,電話番号が販売元にばれてしまうのは,複雑な心境になってしまう。
ソース:最近 Android Market の売上レポートに購入者の個人情報が思いっきり入るようになってしまった件 – むらかみの雑記帳

「プライバシー」の哲学 (ソフトバンク新書 053)
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