NECカシオが東南アジアでMEDIASを販売します。
NECカシオモバイルコミュニケーションズはアジア市場に再参入する。4月からタイに防水機能付きのスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)を投入。3年後にタイのスマホ市場で約5%に相当する50万台の販売を目指す。インドネシアやマレーシアの市場への参入も模索する。NECカシオは国内シェアがシャープなどに及ばず、米アップルなどにも押されている。新興市場の需要を開拓して巻き返す。
投入するのは厚さが約8ミリメートルの「メディアス」。米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載しており、現地仕様に文字入力などを改良した。
タイでは約1千店の販売網を持つ代理店のSiSディストリビューション社と提携し、同社の販売網を活用して拡販する。タイでは洪水などを背景に防水機能の需要が高まっているという。
via 日経
NECカシオといえば、MEDIASやGzOneを販売しているメーカーです。カシオとの統合もあって、Gショックとの連携を謳うMEDIASも投入しています。Gショックブランドをそのまま冠したスマートフォンの開発も噂されています。
しかし、同社携帯部門は社員の1/4から希望退職者を募り、スマートフォン生産を全てアジアメーカーに外部委託するなど、撤退すらもまことしやかに囁かれていました。それだけに、Nカシのファンには朗報である一方で、一度失敗した市場への、社運を賭けた再参入という、非常に重たい含みを持った報せでもあります。