米Verizon社は、規約違反により米連邦通信委員会(FCC)から125万ドル(=9770万円)の罰金を科されることになりました。
同社は「顧客はデバイスとアプリを自由に選択できる」というルールのもとで4Gの周波数を購入しています。
しかし同社は定額制・従量制問わずテザリングという行為に20ドルの追加料金を課しており、この追加料金を回避してテザリングをするために公開されていたGooglePlay上のアプリに、同社が削除依頼をしたことが、このルールに反していると判断された模様です。
FreepressのMatt Wood氏はFCCの対応を賞賛。全ての通信事業者はこの(ユーザーは自由に端末とアプリを選択できるという)条件下にあるべきだと主張しています。言い換えれば、あくまでVerizon社の周波数購入の条件に過ぎず、全ての事業者に適用されるルールではないのも事実です。
国内では、NTT docomoがLTEにおいて、テザリングという行為ではなく、通信量自体へ追加課金するプランを導入しています。
今後、VerizonはFCCとの和解のため、テザリングに対する追加課金を無くす方針です。