「デジほん」は、元年元年と言われて続けるも、未だに普及していかない電子書籍について、レビューやニュース、新製品を追いかけていく不定期コラムです。
突然の登場。話題はNexus 7に集中
すでに欧米諸国では開始されていた、Google Play ブックスが日本でも開始されたものの、話題は同時に発表されたNexus 7に集中してしまいました。はてさて、皆さんGoogle Play ブックスはご利用になっているでしょうか?
お手持ちのアンドロイドスマートフォンからGoogle Play ブックス – Google Play の Android アプリにアクセスして、リーダーアプリをダウンロードすれば、読書環境の構築は完了です。
後はPlay ストアにある書籍を購入してダウンロードするだけで、手持ちのアンドロイドスマートフォンが電子書籍リーダに様変わりします。
上々な書籍のラインナップ
とはいっても、電子書籍は肝心のコンテンツ、つまり書籍がなければお話になりません。現状のGoogle Playストアをのぞいてみると、予想以上にラインナップが充実していることがわかります。
富士見書房を始めとする出版社のコミックス・ライトノベル。それから、青空文庫、それから、PHP研究所といった、有名な出版社の本がサービス開始直後からラインナップされており、その数は徐々に増えつつあるように思えます。
たしかに、まだまだ物足りない感じはありますが、コンテンツの量は今後解消されていく問題ではないかと思います。
また「あなたへのおすすめ」にユーザの興味を引きそうな本がおすすめされます。なぜか私はライトノベルとマンガをおすすめされてしまいましたが、きっとまじめな新書を購入して読んでいれば、ここの項目も変わってくれるのでしょう。
なお、筆者が好きそうな(かわいいおんなのこがいる)ライトノベルは基本的に富士見書房とPHP研究所のもので、なぜかBL系の小説がアスキー・メディアワークスより提供されていました。アスキーメディアワークスといえば、ライトノベルの「電撃」シリーズをそろえていることで有名なので、積ん読しているライトノベルが本棚があふれてしまっている筆者としては、是非とも電撃文庫をPlay ストアで配信してほしいですね。
(アスキー・メディアワークスさんの漫画はチラホラと配信されていました)
Cover Flow 風の新鮮な本棚
購入した電子書籍は、Play ブックス アプリケーションを起動させると一覧が表示されます。
雑誌は別ですが、文庫本や一般的な図書というものは、本来表紙ではなく、本棚に突っ込んだ状態だと背表紙しか見ることができません。そのため、文庫本が横に並べられて、スワイプして本を選ぶことができることに、どことない違和感とともに、新鮮な感覚を得ることができました。
日本ではまだまだ少ないですが、今後雑誌や週刊誌といったコンテンツが配布されはじめると、この違和感はなくなるのかもしれません。
というわけで、実際に本を読んでみた感想は第2回目に書いていきたいと思います。是非、アンドロイド端末をお持ちの方はビューワアプリをダウンロードして、青空文庫を読んでみることをおすすめします。