本日発売となる新型のNexus7、通称Nexus7(2013)を開店と同時にゲットしたので、ファーストインプレッションをお届けしたい。
より解像感の増したディスプレイ
電源をつけて最初に気がつくのがディスプレイの精細感だ。昨今のディスプレイ高解像度化に懐疑的な考えを持つ筆者だが、このディスプレイの綺麗さを目の当たりにすると、考えが少し変わってしまう。iPadのRetinaディスプレイ搭載が大きな注目を集めたことの意味を今一度確認できたような気がした。
高精細なディスプレイで楽しめるのは画像や動画だけではない。たとえば文字のコンテンツがそのもっともたるものだ。文字の綺麗さというのは端末を利用する際の大きな付加価値の一つである。電子書籍コンテンツが充実する昨今、解像度の高いディスプレイならば、表示される文字のひとつひとつがより鮮明だ。
背面カメラはあくまでもおまけ?
Nexus7(2012)の不満の一つにアウトカメラ(リアカメラ)がないことがあげられた。タブレットで写真を撮影するか疑問に思う声があるが、何気ない日常を不意にスナップしたくなることはよくあるものだ。また、それを補正して共有するサービスはInstgramやFlickrをはじめ非常に充実している。そのため「ないよりはあった方がいい」というのが筆者の考えである。
Nexus7(2013)に内蔵されたカメラは500万画素と簡素ではあるが、筆者はアウトカメラが搭載されたことに一定の評価をしたいと思う。撮影をしてみると、ピントが合う速度は気にならない程度、タブレットの大画面を使ってタッチした箇所をフォーカスできるのは非常によいと感じた。
作例をいくつか掲載するので、確認してほしい。
あくまでもおまけ程度と考えた方が良いかもしれない(だが私はこのカメラをバリバリと活用する予定である)
性能アップでよりストレスフリーに
採用されるチップセットがTegra3からSnapdragon S4 Pro(1.5GHz クアッドコア)となり、全体のパフォーマンス向上が感じられる。RAMの容量が2GBになったことも快適な動作につながったひとつのポイントだろう。
Nexus7(2012)も相当に最適化されており、動作にもたつきを覚えることはなかったが、「ユーザの切り替え」やTwitter公式クライアントなど、少し重たいアプリケーションの動作が軽快になり、よりストレスなく使えるようになった。
7インチ × Android4.3 × フルHDでモバイル生活が加速する
採用されているチップセットは、日本の市場に投入されているモデルと比べると若干の目おとりはするものの、値段(筆者購入時16GBは27,800円だった)を考慮すれば、質感や操作性、ディスプレイの品質などのクオリティはとても高い。Nexus7(2012)のユーザも是非購入を検討してほしいクオリティに感じた。
今後、中長期的に利用していき、製品の「魅力」と「アラ」の両者を探していきたいと思う。