Coviaはスマートフォン「FleaPhone CP-F03a」の発売をアナウンスしました。
本機はキャリアのロックが掛かっていない、SIMフリーのスマートフォンです。そのためSIMカードは別途契約し、自分で挿す必要があります。対応周波数からは、SoftBankとNTT docomo、およびそのMVNOの提供するSIMカードを利用可能と思われます。
さらに海外のローエンドであるNokia XシリーズやXPERIA E1 dualのように、日本では非常に珍しいデュアルSIMスロットを採用しており、最大2枚のSIMカード(標準SIMとmicroSIM)を挿すことが可能。たとえばMVNOの格安SIMを挿しておき、キャリア契約のガラケー端末などのSIMカードを抜いて挿せば、データ通信は格安SIM、音声通話はこれまでの電話番号そのままで料金を安く済ませるといったことも可能です。(メニューからSIMの切替は可能だが、同時のデータ通信は不可能)
データ通信は、LTEには非対応であるものの、HSPA(3.5G)までは対応。さらにFOMAプラスエリアに対応していることから、NTT docomoのSIMカード利用時に、山地や田舎など電波が届きづらいエリアでも繋がりやすいものと思われます。(FOMAプラスエリアとは: W-CDMA 800MHz帯。低周波数帯の電波の性質を利用し、NTT docomoは山間部などのエリア補完に利用している)
スペックはミドルレンジといった様相のAndroidスマートフォンですが、オンラインの販売価格は1万9800円とかなり安く設定されていることから、妥当な性能でしょう。
チップセット | クアッドコアプロセッサ 1.2GHz |
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ディスプレイ | 4.5インチ IPS液晶 解像度: QHD |
実行用メモリ(RAM) | 512 MB |
内蔵フラッシュメモリ | 4 GB |
カメラ | 背面:500万画素 前面:30万画素 |
バッテリー | 1800 mAh |
OSバージョン | Android 4.2 |
サイズ | 131.2 × 66.5 × 9.9 mm, 140 g |
3Gデータ通信 | W-CDMA (2100/800MHz) GSM(850/900/1800/1900MHz) |
その他 | NFC、microSDスロットあり、2.4GHz/5GHz IEEE802.11 a/b/g/n |
総務省の技適を通過していることから、日本国内での利用に関する問題も一切なく、国内で格安で使えるSIMフリーモデルを検討するのであれば、有力な候補と言えそうです。発売日は3月14日となっています。
情報元:Covia