Motorolaが製造を担当する、Googleのリファレンススマートフォン「Nexus 6」が、実はLG製となるはずだったそうです。これはevleaksの「中の人」で知られる有名リーカーEvan Blass氏が語ったところによるもの。
Nexus 5の製造メーカーであるLG電子は、Nexus 6も引き続き製造していましたが、そのモデルは今年初め、「Android Silver」プログラムに転用されたとのこと。
Android Silverは、Nexusシリーズよりも一歩踏み込み、ソフトウェアのアップデートからサポートまでを一貫してGoogleが統制する、ハイエンドモデル用のプログラムとして噂されていました。このプログラムがNexusシリーズを置き換え、廃止するとまで伝えられていました。
こうした噂が大きく取り沙汰されたのは、海外の業界筋が匿名でリーク情報をもたらす「The Information」に掲載された記事です。この記事の中では、計画の有力なパートナーとしてLGが指名されているとされており、今回のEvan Blass氏の話と一致を見せています。
しかし実際に中止されたのはAndroid Silverプログラムの方で、Nexusシリーズは継続されることが決まりました。そこで白羽の矢が立ったのが、MotorolaのMoto Sであったそうです。LG版Nexus 6はAndroid Silverとともに闇に葬られ、Moto SがNexus 6として登場したというわけです。
実に興味深い話です。LGの製造したNexus 6というのも見てみたかったですね。