株式会社MM総研は、「2014年国内携帯電話端末出荷概況」を発表しました。
それによると、総出荷台数は前年比2.5%減の3828万台となっており、2年連続減少となっています。スマートフォン出荷台数も前年比5.3%減の2770万台となり、こちらも2年連続減少。
一方で、フィーチャーフォン(従来型携帯電話、通称ガラケー)の出荷数が5.7%増の1058万台となり、2008年以来、実に7年ぶりの出荷増となりました。
各社の販売ランキング総合の上位でも、フィーチャーフォンがランクインしていることは珍しくなく、通話のしやすい形態に愛着のあるユーザーが一定数いるものとみられます。SHARPがKDDI向けにAndroid採用フィーチャーフォンAQUOS Kをリリースするといった動きもあり、今後も一定の支持を維持しそうです。
メーカー別の出荷台数シェアは、Appleがアップルが3年連続で1位に。OS別の比率では、iOSが59.5%の1648万台で1位、Androidが40.3%となっています。
2014年12月末までにおける携帯電話契約の総数は、1億2511万件。うちスマホの契約数は6544万件となっており、スマートフォンは半数程度となっています。