Sony Mobileは日本市場専用のXperia Z4を発表しましたが、その後、Z4の国際版となるXperia Z3+も発表しています。
Xperia Z3+ / Z4はSnapdragon 810 オクタコア 64bitプロセッサを搭載、実行用3GBメモリを備えるなど、同一ハードウェアであることが明らかとなっています。
しかしベンチマークスコアは競合製品より落ちているようです。
香港ePriceは、各種ベンチマークアプリ実行しました。スコアはAnTuTuでは、5万875ポイント、Vellamo Metalで1447ポイント、Vellamo Browserで3435ポイント。
PhoneArenaの比較表は以下の通り。AnTuTuでは、同時期のSamsung Galaxy S6 edgeは6万9042ポイントが記録されています。対するXperia Z3+は5万875ポイント。Snapdragon 808を搭載したLG G4やSnapdragon 805を搭載したNexus 6とほとんど変わらず、さらに同じSnapdragon 810を搭載したHTC One M9よりも約6000ポイント低いのです。
ただしベンチマーク終了後、本体の熱のピークは40.2℃で、完全に許容範囲であったと報告されています。この温度は最近のiPhoneやGalaxyシリーズでも同じ程度なので、標準的なものです。
同じプロセッサ搭載のHTC One M9の開発機が、ベンチマーク終了後に55度という異常な高熱を記録していますが、Xperia Z3+は性能よりも発熱の防止を優先しているのかもしれません。製品発売までのチューニングの追い込みに期待したいところです。