ベトナムのWebサイト”Samsungviet”からの報告によると、韓国メーカーSamsungは2016年、Tizen OSを基本ソフトウェアに採用したハイエンドスマートフォンを投入するそうです。
4番目のシェアを持つBlackBerry OSが、OSシェア争いから脱落する今を好機とし、ハイエンド端末を投入してエコシステムを拡大する算段でしょう。
Tizen OSの採用例は、Samsung Zシリーズのほか、Samsung製のテレビや腕時計など、あくまで自社製品の一部に過ぎません。スマートフォンのSamsung Zシリーズはあくまでもローエンド~ミッドレンジモデルであり、性能の低いものです。
高性能なスマートフォンにTizen OSが搭載されることで、ユーザーエクスペリエンスを向上し、UIを改善することが期待できます。
Tizen OSはVLCやFacebook、Vimeoなどのアプリ開発者を引きつけており、こうしたアプリ開発者をより取り込めるかどうかも重要な課題です。
来年はTizen OSのエコシステム拡大にとって重要な意味を持つ年になるのかもしれません。