世界最大規模の同人誌即売会、コミックマーケットに参加してきました。ご存じの通り、1カ所に大量の通信機器が集中するため、移動体通信機器には不利なシチュエーションですが……予想に反するほど快適な状態でした。
室内は快適。屋外でも十分な速度
結論から述べますと、私が利用しているキャリアであるドコモとauに限っては、大変快適な電波状態でした。利用している端末は、XPERIA Z3(au)とXPERIA Z3 compact(ドコモ)で、もう当然ですが両者ともLTEに対応しています。
ブース内では両キャリアとも、30Mbpsを超えておりPingも安定しています。自信の目当ての本を探しながら、Twitterで情報収集をしていましたが「通信が重たいな」と感じたことはほぼありませんでした。
逆に戸外(列エリア、コスプレエリア)に出ると、速度は10Mbpsを切り始めるのがチラホラ……。とはいえ、十分な速度が出ていると言えるので、コミケでは電波の心配をする必要はもう無くなってしまったのかもしれません。
恒例となっている痛移動基地局ですが、今回はコスプレエリアに人が多すぎたため、撮影できたのはKDDIのものだけです。気になる方は是非現地で確認してください。
深刻なWi-Fi汚染
モバイル回線が安定している反面、悲惨だったのが2.4GHz帯域の汚染で、見るも無惨と言える程チャンネルが混雑していました。会場入り口周辺で計測をしていましたが、モバイルWi-Fiスポットが生えては消え、生えては消えという状態です。また、風物詩となりつつあった、移動式のWi-Fiホットスポットも、あまり意味なしという状態でしょうか……(そもそもキャリアが提供しているホットスポットに安定してつながったことが今までほとんどありませんが……)
もしも、つかっていないのにテザリングをオンにしている方がいれば、会場の近くではオフにすることをおすすめします。
個人的に「危ういなあ」と感じたのは、JR大井町駅からりんかい線に乗り換える際の、長いエスカレーターで、スマホを見ながら下っている方が結構いたことです。転げ落ちたら間違いなく大けがなので、ぴょんぴょんする心を抑えて、事故・怪我のないコミケをお楽しみください。