共同通信は、京都大学が入試の試験持ち込み品として、来年から腕時計を禁止すると報じました。
これはApple Watchなど各社から販売されているスマートウォッチが普及しつつあることを受けた措置。全国の国立大としては初となります。スマートウォッチはインターネットへのアクセスも可能であり、カンニングにも利用可能であることから、対策を講じる形です。2011年に携帯電話からYahoo!知恵袋に試験問題を投稿し、回答した人物がいた事件は京大でしたので、より敏感になっているのでしょうね。
当時知恵袋に投稿した人物のハンドルネームは”aicezuki”です。逆から読むとikuzecia(行くぜCIA)。かつて別冊コロコロコミックに連載されていたハイテクカンニング漫画「カンニングGOOD」(1995年~2002年まで連載)で、主人公のカンニングを阻止する敵の組織としてCIA(カンニングし、良い点取って、エエカッコすんな委員会)が登場したので、それが元ネタでしょうね、嘆かわしいことに。(連載当時私も愛読していました)
あの漫画は、主人公が消しゴム型コンピューター「ケッシーくん(コンピューター型は確か六号)」を使用してテストのカンニングをしていましたが、当時、こんなハイテクコンピューターが消しゴムほど小型になるわけないと驚きましたが、今や腕時計型にはなっていますからね。大学側が対策するのも仕方のないことです。
ただ、対策方法が持ち込み禁止というのは単純です。東工大は、電波が出ている座席をたちどころに特定できるシステムを開発しています。コストの問題でまだまだ難しいでしょうが、これを導入すれば確実性の高いカンニング対策につなげることが出来そうです。