VRヘッドセットには、パソコンと接続するためのケーブルという問題がありました。しかし、Sulon Qによって、その問題が解決されるかも知れません。
Sulon Technologiesが発表したSulon QはHMD本体にAPU(CPUとGPUが一緒になったもの)や、RAM、SSDといったハードウェアを内蔵しており、Windows 10が直接動作します。また、90Hzで動作する2560*1440の有機ELディスプレイを採用しており、110度の視野角を実現しています。
主な仕様は以下の通りです。
プロセッサ | CPU: AMD FX-8800P processor at up to 35W(4コア) GPU: GCNアーキテクチャ 8コア |
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メモリ | 8GB(LPDDR3L) |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレイ | 2560 * 1440 有機ELディスプレイ 90Hz駆動 視野角110度 |
オーディオ | ヘッドホン内蔵 3.5mm オーディオジャック ノイズキャンセリングマイク |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 磁力計 空間マッピング・トラッキング |
その他 | Wi-Fi(IEEE 802.11 n / ac)+ Bluetooth 4.0 USB 3.0 * 2 Micro HDMI 出力 |
OS | Windows 10 |
紹介ムービーはこちらから。
ARのデモプレイの様子はこちら。
前面に配置されたカメラの様子に、内蔵するAPUで3DCGを合成している様子は、まさに圧巻といったところでしょうか。どんどん、五感で得られる情報の現実と仮想が曖昧になっていくかも知れません。
気になる重量や価格は明らかになっていませんが、もとよりこの性能のコンピュータを買おうと思うと結構なお値段になるので、そこそこの額にはなりそうですね。Oculus Riftの場合は、Oculus Rift本体と推奨環境を満たすパソコン合わせて18万円弱になっているので、簡単には手が出ない価格になりそうです。
このような製品でついつい気になってしまうのは、日本製のゲームなんですが、Windows 10が動作することを考えると、思わず期待に胸が躍ってしまいます。遂に”俺が主人公”な時代も近いということでしょうか。未来が来たッ!