ソフトバンクは、月間データ容量1GBのプランとなる「データ定額パック・小容量(1)」を4月1日から提供開始すると明らかにしました。月額は2900円。
新料金プラン「スマ放題ライト」「スマ放題」と組み合わせられます。スマ放題ライトと組み合わせた場合、月額4900円から利用可能となります。
これは5000円以下の廉価プランの新設を求める総務省の要請に応える形となります。
しかし、ソフトバンク広報に確認すると、スマートフォンにてこのプランを選択した場合、通信料からの割引となる「月月割」が非適用であるとのこと。(4Gケータイ、iPad、タブレットの場合は適用。)auの格安プランと同様の措置を取ってきたことになります。特にiPhone SEの購入を検討していたユーザーには注意が必要でしょう。
理由について問い合わせると、端末を買い替えないユーザーやデータ通信の利用頻度の低いユーザーのために新設したとのこと。つまりスマートフォンを長く使用していて既に月月割の適用期間は終了していて、且つ、通信量の少ないユーザーにとっては選択肢になり得ます。
総務省の要請の主旨はライトユーザーの救済であるため、こういう形も認められるのかもしれません。しかし通信契約が2年単位であることが定着していることに加え、AndroidスマートフォンのOSアップデートが2年経たずして打ち切られるのが常であるなど製品寿命が短い現状を鑑み、2年を目処に機種を買い換えているユーザーは多いでしょう。そうしたユーザーにとってあまり意味のないプランであるというのも事実であり、ユーザーよりも総務省の役人を向いたプランであるという印象を受けるのが正直なところです。