Facebook Messengerの開発を統括しているDavid Marcus氏は、iOS版およびAndroid版のFacebook Messengerに、グループ通話機能(Group Call)を追加することを発表しました。最大50人の会議通話が可能です。
元々モバイル版のメッセージ機能は、Facebookアプリに内蔵されていましたが、2014年に単独アプリとして分離。後に通話機能を獲得して今に至っています。
メッセンジャーアプリとしては、MicrosoftのSkypeやGoogleのハングアウトが複数人の通話機能を持っています。最近では、先月LINEがグループ通話に対応。SlackもChromeからの会議通話に対応を開始しました。
そういえば2000年台、NTT docomoがPush to Talk技術を使った複数人通話機能「プッシュトーク」を展開し、メーカー各社のハードウェアにプッシュトーク専用の物理ボタンを埋め込ませるなど、ゴリ押ししていましたが、結局流行らず、2010年にひっそりとサービスを終了しました。
時代は一周したのか、スマートフォン全盛の今、前述のメッセンジャーアプリで複数人会議通話機能が当たり前となりつつあり、国内でもKDDIがVoLTE対応機種向けに「ボイスパーティ」機能として提供しているなど、再び複数人通話が脚光を浴びつつあるようです。やはり野暮な物理ボタンを搭載した機種でしか使えないわけではなく、誰もがアプリを開発し、画面上からその機能を簡単に呼び出せる時代になったからこその流れなのかな、と思います。
スマホで複数人通話、してる? https://t.co/HWxJjGcJ4X
— すまほん!! (@sm_hn) 2016年4月21日