KDDIは、MNP転出手数料の変更を明らかにしました。
改定前の料金は2000円。改定後の料金は3000円となります。つまり値上げですね。(記事中価格表記はすべて税別。)
改定時期は5月17日以降。それより前にMNP予約番号を予約していたとしても、転出先での契約成立が5月17日以降であった場合は転出手数料が改定後の3000円として請求されるので注意が必要です。
昨年、SoftBankが事務手数料を片っ端から値上げした時、MNP転出手数料を2000円から3000円に値上げしており、KDDIはこの改悪に追従することになります。
SoftBankは値上げ理由として「これまでお客さまへのサービスとして各種手数料の一部を弊社負担してまいりましたが、近年の事務対応の増加」したので値上げする、などと恩着せがましい言い訳をしていましたが、KDDIは理由については特に述べてはいません。
このほか、SoftBank内のサブブランドであるY!mobileも事務手数料は3000円。しかも新規契約から6ヶ月以内のMNPだと、転出手数料は6000円と高額になる仕組み。NTT docomoはまだ通常のMNP転出手数料こそ2000円のままですが、端末購入のない新規契約の場合は、90日以内のMNP転出手数料を5000円に値上げしています。
この業界は悪いところを真似するのも常ですから、SoftBank、Y!mobile、KDDIがMNP転出手数料を3000円としたことで、いつものようにNTT docomoも追従する可能性があります。
なお、KDDIはMNP転出手数料のほか、これまで無料であった支払証明書発行手数料も5月17日以降は400円に値上げするとしています。