中国のスマートフォンメーカーMeizu(魅族)は、「Meizu Pro 6」を正式発表しました。指紋認証センサーを配置。丸みを帯びた筐体はAppleのiPhoneによく似ています。
OSはAndroid 6.0 Marshmallowベース。UIはiOS風に調整されており、単独のアプリケーションドロワーが存在せず、ホーム画面と一体化。画面を押した圧力を検知する、感圧タッチ機能も搭載しています。
バッテリーはMeizu Pro 5の3050mAhからダウン。Meizuの24W高速充電「mCharge 3.0」に対応としており、充電時間は短くて済みそうですが。
プロセッサは韓国Samsung製Exynos(エクシノス)から台湾MediaTek Helio X25へと変更。Helio X25は、Helio X20の強化版で、CPU動作クロック最大2.5GHzの64bitのデカコア(=10コア)SoCとなっています。
ディスプレイは、5.2インチFull HD。これはSonyのXperia Zシリーズと同水準。方式は今話題の有機EL。一方で、実行用メモリは4GBとかなり大きなものを搭載しています。
OS | Android 6.0 Flyme OS 5 |
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SoC | MediaTek Helio X25 |
ディスプレイ | 5.2 インチ Full HD AMOLED |
実行用メモリ | 4 GB LPDDR3 |
ストレージ | 32GB / 64GB |
カメラ | 背面:2100万画素 前面:500万画素 |
電池 | 2560mAh |
寸法 | 147.7 x 70.8 x 7.25mm, 160g |
カラー | Gold, Grey, Silver |
その他 | USB Type C, mCharge 3.0 |
実行用4GBメモリは、スマートフォンとして世界で初めてASUSがZenfone 2に搭載しました。出荷当初はOSが32bit対応で意味は薄かったですが、後にアップデートで64bitに対応しています。他にはSamsungのGalaxy Note 5や、Galaxy S7 / S7 edge、HP Elite X3、HTC 10も4GBメモリを搭載。Meizuと同じ中国発のスマートフォンとしては、Xiaomi Mi5も搭載していますね。世界のハイスペックモデルは4GBメモリの搭載がトレンドになりつつあると言えるかもしれません。
4GBを上回るものとしては、世界初の6GBメモリを搭載したスマートフォンvivo Xplay5が発表されています。
Meizu Pro 6の投入市場はアジア、欧州、南米。カラーリングはゴールド、グレイ、シルバー。32GBモデルが386ドル、64GBモデルが432ドルとなっています。