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Galaxy S7 edge徹底レビュー。今夏モデル最有力、最強の一台。

 本日5月19日発売のGalaxy S7 edge SCV33を購入しました。価格は9万8280円。もちろん自腹。

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 Galaxy S7 edgeの予約特典はGear VRの無料プレゼントだったので、予約してありました。しかし人気が高いのか、S7 edgeは発売日の在庫が無さそうでした。やはり発売日に欲しかったので、予約をキャンセルして、在庫のある携帯ショップを見つけて購入しました。(本日Googleが発表したAndroid NのVRプラットフォーム”Daydream”を見て、今さらGear VRは重要じゃないかもなと思ったのもありますが)

 化粧箱が意外と高級でした。開封も小洒落ています。

Galaxy S7 edgeの外観

 昨年はGalaxy S6とS6 edgeの2モデルがNTT docomoに投入されましたが、今年の国内市場はエッジモデルのGalaxy S7 edgeのみ投入となっています。S7 edgeは、auからはSCV33として、NTT docomoからはSC-02Hとして販売されます。なだらかな曲面を持つエッジディスプレイは美しいと思います。

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 下部にはイヤホンジャック、microUSB端子、スピーカー等、基本的にはGalaxy S6 edgeと同じような構成。大して変わっていないとも言えるのですが、本機種は防水防塵仕様であり、これらはキャップレス防水であるということを考えると、しっかり進化しているわけです。

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 指紋認証センサー内蔵のホームボタンは少し出っ張っています。早速ポケットの中でホームボタン二度押しによるカメラ誤起動が発生しました。

 Galaxyシリーズは背面に様々なフォントのロゴが混在していて美観を損ねているのが残念というのは毎度のことです。Galaxyロゴとauロゴは見慣れたもので別にいいのですが、今回は中央のQiマーク、左に寄ったFeliCaマークで、ちょっと不揃いな印象を受けます。

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 背面も左右エッジ形状というのは面白く、持ちやすさにもわずかながらに寄与しています。さらにカメラはGalaxy S6 / S6 edgeほどには起伏していないのもいいポイントです。あんまり出っ張ってると邪魔ですからね。

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 microSDカードスロットを備えたSIMトレイ。microSDも防水も廃止し、カメラも出っ張ってしまったGalaxy S6シリーズの欠点を、今回は見事に克服してきてくれました。

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 デザインには不満がないわけではないものの、前面背面の左右にエッジを配置した先進的な筐体は挑戦的。満足度は高いです。

 しかしながらGalaxy S6 edgeに比べてもカラーバリエーションがいまひとつのような気がします。S7 edgeの国内版は3色展開なのですが、ブラックオニキスとピンクゴールド色にも惹かれず、指紋も目立つので、個人的には消去法でホワイトパールにしました。S6 edgeの時は「このおしゃれなグリーンしかない」と決めており、迷うことはありませんでした。

Note 5に近い、少し小さい

 5.1インチであったGalaxy S6 edgeよりも5.5インチへと巨大化したのがGalaxy S7 edgeです。S7eと同じく昨年時点で実行用4GBメモリを搭載していた5.7インチのモンスターマシンGalaxy Note 5は、サイズ的にも似ています。

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 Note 5が高さ153.2mm、厚さ7.6mmであるのに対し、S7 edgeが高さ150.9mm、厚さ7.7mm。意外にもNote 5の方が薄かったり。

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 Note 5は幅76.1mmであるのに対し、S7 edgeは72.6mmで狭いですので、持ちやすいです。ただし片手操作はかなり難しいですね。保護ケースで落下対策を行うのが賢明だと思います。

 しかし、表も裏もエッジ形状であることにより、実感として幅は狭いように感じます。実際の数値でも5.5インチのデバイスとしては狭い方なので尚更です。同じ5.5インチであるはずのiPhone 6s Plusが、Note 5よりも広い77.9mmですから、当然ながらiPhone 6s Plusよりも持ちやすいです。(この辺りはSamsungが努力しているという以上に、『Plus系統のiPhoneが甘えている』という印象もあるのですが)

圧倒的スペック

 実行用4GBメモリ、Snapdragon 820搭載など、Android端末として最高峰のスペック。

  GALAXY S7 edge
OS Android 6.0 Marshmallow
SoC 64bit 14nmプロセッサ 
Snapdragon 820 クアッドコア(2.15GHz Dual + 1.6GHz Dual)
ディスプレイ 5.5インチ
  WQHD(2560×1440) Super AMOLED(有機EL)
カメラ 1220万画素, 光学手ぶれ補正
前面カメラ  500万画素
実行用メモリ 4GB RAM (LPDDR4)
ストレージ  32GB
ワイヤレス充電 WPC1.1(4.6W出力)&PMA1.0(4.2W) 
電池 3600mAh
寸法  150.9×72.6×7.7mm, 158g
その他 FeliCa, ワンセグ/フルセグ, 防水, VoLTE
高速充電、ワイヤレス充電WPC/PMA

 箱出しの状態で計測したAnTuTuベンチマークスコアは12万6千超え。

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 ちなみに国際版は、S820搭載モデルは約12万8千点。 Exynos 8890搭載モデルは約13万5千点。

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 アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(以下デレステ)は記事執筆時点では残念ながら2D軽量のみ。Snapdragon 820を判定できなかったものと思われます。前機種Galaxy S6 edgeはデレステの動作も良好であったのでアプリ側の最適化に期待しましょう。

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ディスプレイは美しいの一言

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 解像度はWQHDで高精細。色再現性の高いGalaxy S6 edgeやGalaxy Note 5の有機ELディスプレイを見事に継承しており、美しいの一言。自発光素子による鮮やかで純粋な色表現は液晶の追従を許しません。ディスプレイの美しさで選択するのであればGalaxy S7 edgeはベストです。

 気になる屋外での視認性や輝度センサーの働きは実用範囲内です。

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カメラ

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 ホームボタンダブルタップによる高速カメラ起動は便利ですが、ポケットの中での誤爆がたまにあるのは悩ましいところ。この点は側面にシャッターボタンを配置したXperiaの方が優秀です。Galaxy S7 edgeではフォーカスも高速化しているので、シャッターチャンスを逃すことは減るはずです。

 カメラはデジタル一眼レフカメラの技術を応用した「デュアルピクセル技術」を採用。画素数は1220万。レンズの明るさはF1.7。以下、作例。

 暗所での撮影に関してはGalaxy S7 edgeは秀逸で、暗い所でも明るく撮れます。あえて1220万画素とすることで、画素あたりの光を多く取り込めるのです。

 基本的にはiPhoneやXperiaの最新モデルと比べてもバランスの良さに優れたGalaxy Note 5のカメラですが、背景の夕日を捉えきれず。

 昨年モデルでも良い結果を残してきたGalaxy Note 5のバランスの良さを継承し発展させ、画素数競争を捨てて明るい画を撮れるようになったのがGalaxy S7 edgeと言えます。

ビデオ画質も上々

 Full HD/30fpsでの動画撮影を試しました。味のある画も撮れています。S6 edgeの時にも思いましたが緑色の表現はわりと好きです。

 手ブレ補正は頑張っているのはわかるけれどもあと一歩という印象。普段使いでは問題なし。階段を降りる時のような動きだと弱いって感じですね。

総評:今夏モデルで最も「買い」の一台

 現時点で発表されている夏モデルは、まずデザインでは、Xperia Xは良くも悪くもあまり尖っておらず(魅力だったフルアルミ背面も国内版では廃止)、SHARPは三辺狭額縁を捨ててやや没個性的に。富士通に至ってはただの旧世代Xperiaの模倣。これらに対して、前面も背面も左右エッジという、先に進み続けるGalaxyのデザインは評価したいところ。

 スペック面でもS820・実行4GBメモリで圧倒的。弱点を克服し、microSDカード・防水防塵にもしっかり対応。今夏モデルの中では最有力候補がGalaxy S7 edgeだと思います。

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