任天堂は、最新ゲームハード「Nintendo Switch」のネット対戦や協力プレイに必要なオンラインサービス「Nintendo Switch Online」の具体的な価格体系を発表しました。
それによると、月額サービス料金は300円(税込み)。毎月300円支払い続けると、年間で3600円かかる計算となります。
3ヶ月まとめて購入、12ヶ月まとめて購入することも可能。12ヶ月分をまとめて購入すれば年間で2400円で済むため、1200円得ということになります。年間購入すれば、一ヶ月あたりの費用は実質200円にまで抑えられます。
主要ゲームハードは、Wii UやPS3はオンラインマルチプレイは無料でしたが、MicrosoftはXBOX360の時点でオンラインマルチプレイの有料化に踏み切りました。これを皮切りに、ソニーもPS4からは(一部タイトル除き、原則として)オンライン対戦でのPS Plusを必須に。この流れに、ついに任天堂も乗る形です。
この「Nintendo Switch Online」は高いのか安いのかで言えば、かなり安いです。
PS4のPS Plusは1ヶ月利用権が514円、3ヶ月利用権が1337円、12ヶ月利用権が5142円という価格設定になっており、Switchはその半額ちょっと、さらに年間契約なら半額以下ということになるからです。
PS Plusは、毎月何本かのタイトルが無料で遊べるフリープレイやゲームトライアルが付属します。これに対してNintendo Switch Onlineは、懐かしのゲームが無料でプレイできる「クラシックゲームセレクション」が提供されます。このほか、ボイスチャットも利用できるようになります。
当初、任天堂はオンラインサービスを2017年秋まで無料提供すると発表していましたが、無料期間を延長します。正式サービス開始の2018年になるまで、つまり2017年中は無料にするとのこと。気軽に試せる期間が長いのはうれしいですね。
ここまで安い価格体系なら、マルチプレイ無料に慣れてきたWii Uまでのユーザーも、有料化を受け入れやすいのではないでしょうか。今後モンスターハンターやスプラトゥーンの新作などが続々登場し、Switchへの買い替えも順調に進んでいきそうです。