国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、9月6日、太陽面中央の黒点群2673において、大きな2回の太陽フレア発生を観測したと発表しました。
この太陽フレアの最大X線強度は通常の1000倍以上とのこと。この現象に伴い、地球方向にコロナ質量放出と高エネルギープロトン粒子が増加。日本時間の9月8日金曜日15時から24時頃に地球に到来すると予想しているとのこと。
これにより地球周辺の電離圏、地磁気の乱れが起き、通信・放送などの人工衛星や、GPSを用いた測位の誤差増大、短波通信障害や送電線への影響が発生する恐れがあるとしています。
我々の普段使うスマートフォンやカーナビの地図・ナビゲーションに障害が起きる可能性があるため、注意する必要があります。
今回の太陽フレアは11年ぶりの大規模なもので、影響は数日程度に及ぶ可能性もあると見られています。