ZTEは、米国にて新機種「AXON M」を正式発表しました。日本でも発売します。
MEDIAS W以来の変態二画面端末
ZTE「AXON M」は、5.2型FHDディスプレイを2枚搭載したスマートフォン。物理的に折り畳みが可能。普段はスマートフォン、いざという時は大画面に変形します。6.75インチという巨大な画面サイズに相当します。
ちょうどNECカシオが2013年4月に発売した変態端末「MEDIAS W N-05E」を思い出しますね。当時はソフトウェアが発展途上で国内メーカーも酷い機種を連発していた時期でしたが、コンセプトには光るものがありました。AXON Mはどうでしょうか?
2画面の用法
AXON Mの2画面の活用方法には以下のようなものがあります。
- デュアルモード:マルチタスク。別々のアプリを実行。
- 片手モード:折りたたんでいる時は片方の画面が消灯。持ちやすい5.2インチFHDスマートフォンとして動作。
- 拡張モード:2画面を1つの大画面ディスプレイと見做し、FHD解像度の6.75インチディスプレイとして表示します。
- ミラーモード:机上に山折りで並べて、2人が対面。全く同じ表示内容を見ることができます。
ミラーモードでは、例えばチェスや将棋のアプリを表示しておけば、対面しながらスムーズに対局ができます。様々な用途が考えられそうですね。
スペック
1世代前のSnapdragon 821を搭載。2000万画素のフロントカメラ級のインカメラを搭載。片手モードにすればリアカメラとして利用できます。
OS | Android 7.1.2 Nougat |
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CPU | Snapdragon 821 クアッドコア |
メモリ | 4 GB |
ストレージ | 64GB microSD拡張可 |
ディスプレイ | 5.2型FHD(1920×1080)液晶×2 Corning Gorilla Glass 5 |
カメラ | インカメラと兼用 |
インカメラ | 2000万画素 F値1.8, PDAF, デュアルLEDフラッシュ |
バッテリー | 3180mAh, QC3.0 |
寸法 | 150.8 x 71.6 x 12.1 mm, 230 g |
その他 | BT4.2, UCB C, USB2.0, Wi-Fi a/b/g/n/ac, VoLTE, 3.5mmヘッドフォンジャック,指紋認証 |
投入市場
AXON Mは米国、中国、欧州、日本にて投入されます。
米国キャリアとしてはAT&Tからの投入が予告。
日本キャリアとしてはNTT docomoからの投入が予告されています。(追記)M Z-01Kとして、NTT docomoからも販売されることが明らかとなりました。
価格
AT&Tでは725ドル。
発売日
発売日は11月以降。ドコモ版は2018年1月以降。