ZTE、国内外アップデート用サーバーを停止。

　ZTEがOTAサーバーを停止していることがわかりました。

　これはZTE USAユーザーコミュニティやredditにて話題となっているもの。システムアップデートの項目を開くと通常、デバイスのアップデート可否などの情報が表示されますが、「ネットワーク利用不可」とのエラーメッセージが表示されます。

　これは数日前から報告が相次いでいます。国内においてもZTEはNTT docomoやSoftBankから端末をリリースしていますが、SoftBankは701ZT キッズフォンについて、ソフトウェア更新サーバーが停止していることを告知しています。

　ZTEは、米国の対イラン制裁措置に違反し、機器を輸出、罰金を支払っていました。さらに米国政府に対する虚偽報告を行っていたことから、米国製品の7年間使用禁止措置が決定し、Qualcomm SnapdragonやAndroid OSのGoogleサービスなど、ハード・ソフトにおける基幹部品を使用不能となったことから、事業継続が困難な局面となっています。

　以前の報道によれば、今後のアップデートの有無について、ZTEとGoogle両社の広報部は、現在コメントを拒否しており、先行きは不透明な状況です。

米国シェアわりと上位なので、無告知で早々とアップデート停止をちらつかせることによって「ZTEへの制裁措置は少なくない米国消費者にセキュリティリスクを負わせることになるぞ」と、暗にメッセージを送って米当局から温情措置を引き出したいのでは、という思惑があるような気がしないでもない https://t.co/k1lSTl4TxC

— すまほん!! (@sm_hn) 2018年4月29日