超小型モデルJelly Proが来た!
Unihertzさんより世界最小LTEスマホ「Jelly Pro」を、提供していただいたので、レビューいたします。
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Jelly Proの良いところ・悪いところまとめ
👍ココが良い! | 👎ココが悪い! |
+世界最小LTEスマホ +小さい割にはパワフル、ゲームも動く +かさばらない +腕に装着、フィットネスなどにも +技適あり |
-普通のスマホと比べれば何もかも良くないが、 そんなことはどうでもいい、小さいのが正義だ |
Jelly Proとは?
中国メーカーUnihertzの開発したSIMフリースマートフォンです。日本での正式販売に合わせて、日本向け出荷分については技術適合認証を取得しています。
LTE対応モデルとしては世界最小のサイズであると謳っており、ズボンの前ポケットにも入るほど。
じっくり舐め回すようにその小ささをチェック!
とんでもなく小さいスマホです。横画面にして、それでもiPhone Xよりも狭い幅です。
ファブレットや最新スマホと比較するとその小ささは歴然。
名機Xperia rayよりも小型。
ガラケーよりも小さい。
wena wristと並べたところ。もはやウェアラブル。
電池との比較。
鞄の「そんなところに入るのか!」というところに収納できたりします。ガジェットの数が増えてくると、鞄がかさばるのが困りものですが、本機のように小型軽量だと、その悩みも軽減できますね。Wi-Fiルーターやサブの通話用端末として忍ばせておくのも良さそう。ガジェッターの必需品でしょう。
より詳しいサイズ感は動画を見て頂けるとわかりやすいと思います。
重量
公称重量60.4g。実測でも72g。相当軽いですね。
参考程度ですが、Xperia rayは100g、LTE対応のXperia SXは95gでした。
スペック
この小ささに、これだけのスペックを詰め込み、ドコモのプラチナバンドB19にも対応したLTEスマホというのは驚かされます。
OS | Android 7.0 Nougat |
---|---|
CPU | MT6737 クアッドコア 1.1GHz (最近の出荷分は1.4GHzらしい) |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 16GB, microSDあり |
ディスプレイ | 2.45型 WQVGA 400×240 |
カメラ | 800万画素 |
インカメラ | 200万画素 |
バッテリー | 950mAh,着脱可 |
寸法 | 高さ92.4 幅43mm 厚さ13mm 重量 60.4g |
その他 | micro-USB |
バンド | LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/40 W-CDMA B1/2/4/5/8 |
技術適合認証取得
最新のアップデートで技適の電磁表示に対応しましたので、日本国内でしか使わない日本人にもおすすめできます。
Google Play対応
Google Playに対応するので、様々なアプリをインストール可能です。インストール可能だからといって、全てのアプリが快適に動作するわけではないので注意が必要です。
文字入力はしづらいが、できる
画面が小さいのでソフトQWERTYキーボードの入力がちょっと難しいです。一応できます。フリック入力だともう少し楽になります。
実はブラウジングも快適
初期ファームではちょっと動作の緩慢さを感じていたものの複数のアップデートを経て動作も安定してきた印象。ブラウジングもスマホ向けサイトならスクロールはビュンビュン快適。Chromeなら文字サイズさえ自分に合うよう調整すれば結構使えるのではと思います。詳しくは動画にて。
動画も見れる
YouTubeを開いて動画も普通に再生できます。
ゲームも動く
低スペックではありますが、低解像度のおかげで描画すべき領域が少なく済み、一応、荒野行動も動きます。ただ、プレイしたところ、オブジェクトが小さすぎて潰れており、かなりプレイはしづらいです。1時間半も持たずに電池切れ。途中から発熱が酷く、ゲームの切断も発生したので、あまり実用的ではありません。それでも一応動作する程度の性能はある、というのは大きいですね。
アズールレーンなどソーシャルゲームも基本的には一応動作しますが、荒野行動などと同じくオブジェクトが小さすぎて、到底プレイする気にはなりません。できるだけ画面のUIや操作が単純なものを選んで、割り切れば、どうにかなると思います。
電話帳同期できる通話端末
Googleアカウントの電話帳を同期できる、ガラケー以下のサイズの超小型端末なので、通話専用機としても良いですね。
腕につくので健康管理に
実は別売りで腕に装着可能なアームバンドも存在します。Jelly Proの日本国内正規販売と同時に、Unihertzが販売を開始しています。
Jelly Proは歩数計やGPSも備えているのでトラッキングにも使えます。トレーニング・ランニング・フィットネスのお供に。
ただのヘルスケア機器と違うのは、本機はれっきとしたスマートフォンであるということ。通話も受けられるし、運動中の音楽再生などにも使えるわけです。
GPSロガーにも
GPS精度はまあまあです。小型なのでGPSデータロガーにも使えます。そういえば自転車に付けてサイクリング用に使おうかと思ったのですが、スマホホルダーに合わなかったので試せませんでした。ちょうどいいホルダーが見つかったら試してみようと思います。
カメラ
カメラはあくまでオマケ。昼間に撮影して、拡大しなければ、ぱっと見ではきれいに見えます。そこはエライ。ただ昼間以外、屋内、ご飯などは、全然ダメです。割り切って使いましょう。
この唯一無比の小ささのためには、必要な犠牲だと思います。カメラが良くないからと言ってこの機種の魅力を損なうものではないでしょう。
当たり前だが電池持ちは悪い
電池容量が950mAhしかないので当然ながら電池持ちは悪いです。あと充電速度も遅い印象。
着脱式電池なので、これでバッテリーパック単体の入手が容易ならいいのですが、公式サイトではアメリカとドイツ向けのみに販売、Amazonでは転売屋が高めに売ってる状況なので、そこがちょっと残念。
2018年6月8日21時56分追記:Amazon.co.jpに電池パックの正規品が入荷!→Jelly Pro 交換用バッテリー
総評:小さい筐体、大きな可能性
超小型筐体にAndroid。夢と可能性の詰まった一台。素晴らしい機種を生み出したユニハーツさんに最大限の敬意を表したいです。
購入はAmazonにて
Unihertzが正式にAmazon.co.jpにて販売中。存在は唯一無比、価格はお求めやすく、最高です。