Samsungは、Androidタブレット「Galaxy Tab S4」を正式発表しました。
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ハイスペックなタブレット
Snapdragon 835は、モバイルプロセッサーがVRやWindowsを動かす域へと本格的に飛躍したひとつの到達点です。Galaxy Tab S4はこれを搭載します。
最新のSnapdragon 845ではありません。Huaweiのタブレットなども、少し前のフラッグシップスマホに搭載したハイエンドSoCを改めて載せるという手法なので、Samsungもそれと同じですね。iPad Proに押され、尖ったハイエンドAndroidタブレットが激減する中、Samsungは頑張っている方ですね。
実行メモリは4GB LPDDR4Xなど、ハイエンドな仕様です。Samsungはハイエンドであるというだけに留まらず、革新的な機能を打ち出しています。
Samsung Dexを単体で実行!
SamsungのGalaxy端末は、外部ディスプレイ・モニターと接続した時、デスクトップモードを出力することが可能です。デバイスをモニタ、キーボード、マウス接続し、PCのように利用できる、性能に裏打ちされた機能です。
今回、この機能がDeXステーションやDeXパッドなしで、HDMIアダプターでも利用可能に。最大20のウィンドウでマルチタスクできるとのこと。
さらに、モニターに接続せずとも、タブレット単体でもDeXを実行可能に。これはすごい。Galaxyスマートフォンにはできない、大画面タブレットならではの芸当です。画像はAndroid Centralより。
周辺機器
もちろん4096段階筆圧検知のS-Penと、そしてキーボードカバー(Book Cover Keyboard)も利用可能です。キーボードへの接続はPOGOピン。ケースは149.99ドル。S-Penは付属。PC並の作業環境をこの薄いタブレットに凝縮しています。
Book Keyboard Coverに加えて、Samsungは同じPOGO接続のCharging Dockアクセサリーも販売。充電ドックに挿している間、時刻、お気に入りの写真、天気などの情報を表示するボードモードになります。
指紋認証センサー廃止
指紋認証センサーは廃止され、虹彩認証・顔認証がこれを代替。
スペック
OS | Android 8.1 Oreo |
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CPU | MSM8998(2.35GHz + 1.9GHz) Snapdragon 835 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64 / 256 GB |
ディスプレイ | 10.5型. 287ppi WQXGA Super AMOLED (2560×1600) 16:10 |
カメラ | 13MP f/1.9, ピクセルサイズ1.12μm |
インカメラ | 8MP f/1.9, ピクセルサイズ1.12μm |
バッテリー | 7300mAh, 急速充電 |
寸法 | 249.3 x 164.3 x 7.1 mm |
重量 | 482 g (Wi-Fi), 483 g (LTE) |
その他 | 2.4/5GHz帯Wi-Fi USB Type-C クアッドスピーカー Knox |
クアッドスピーカー
音響はAKGの専門家によって調整。4基のスピーカーを搭載。さらにDolby Atmosにより3Dサラウンド音響をも実現。
カラーバリエーション
色はブラックとグレー。
価格・発売日
Wi-Fi版とLTE版が8月10日発売。米国ではAmazon、Best Buy、Verizonより。