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サムスン、激戦区インド市場でシャオミに反撃へ

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 中国に次ぐ世界第2のスマホ市場、インド。韓国Samsungと中国小米(Xiaomi)がトップシェア争いを繰り広げ、その差はわずか。騰迅科技によれば、Samsungの幹部は最近、第4四半期には各価格帯でインド市場をリードする自信があると明かしたそうです。

 昨年の第4四半期以来、小米はSamsungを追い越し、インドスマホ市場のトップになりました。しかしSamsungの実力は侮りがたく、インド市場では両社が3割ずつのシェアを責めており、小米の第一位の地位は脆弱だといいます。また、レポートによっては、今年第3四半期のシェアトップはSamsungが返り咲いたとしているものもあるようです。

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 インド経済時報の報道によれば、Samsungインド会社の副総裁Manu Sharmaは、今四半期内にSamsungはミッドレンジスマホ領域(1万ルピーから3万ルピー、つまり約1万5千円~4万5千円ほどの価格帯)で完全に主動的地位を占める、Samsungは3万ルピー以上のハイエンドスマホ領域でも第1位になる、と表明したそうです。

 Manu Sharmaは、Samsungがミドルエンド・スマホに最も注力しており、新たにリリースしたスマホもみなミッドレンジであり、インドの消費者も今まさに、ローエンドスマホからミッドレンジスマホへランクアップするブームににある、と述べたようです。

 また、ハイエンドスマホ領域でも、Samsung Galaxy Note 9の販売台数も悪くなく、メーカーとして在庫の追加をしているといいます。

 さらに、Samsungの第4四半期の成長率は業界全体の20~25%の水準を上回る、それによってSamsungの市場における主導的地位は強固なものとなるとしています。

 インドのメディアは、Samsungと小米はインドのスマホ市場で白兵戦を展開していると指摘しているそうです。

編集部補足

白兵戦とは、両軍が肉薄、入り乱れて行う近距離戦闘。ここでは、シェアの近いSamsungとXiaomiの戦いを激しい鍔競り合いにたとえて表現している。

 また、3万ルピー以上のハイエンドスマホ市場で、Samsungはこれまた中国のブランド、一加(OnePlus)の挑戦を受けているといいます。第2四半期に、ハイエンドスマホの販売台数で一加がSamsungを上回ったそうです。

 また、インドでの報道によると、インドのハイエンド市場の第4四半期は、Appleが首位になることが多いそうです。理由はiPhoneの新型が出るから、という単純なものの要ですが、しかし今年はAppleがまたもやスマホの価格を値上げしたため、Appleはインド市場で巨大な対価を支払うことになるだろう、との指摘も出ているようです。

 市場機構の報告でも、高すぎる価格によって既にAppleはインド市場での負け組となっており、シェアも2%から1%に下落していると言います。なお、インド市場では11月の光明節が商戦期であり、第4四半期は電子製品の販売台数が他の四半期よりも明らかに多いそうです。

 9月25日、SamsungはインドでミッドレンジのGalaxy A7をリリース、同社副総裁Manu Sharmaは、さらに多くの製品をミッドレンジスマホ領域に投入する計画だとしているようです。

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 ミッドレンジスマホ市場は、Samsung、レノボモトローラ、小米、OPPO、vivo、栄耀(honor)による激戦地であり、インド市場の販売総額の45%を占めるといいます。

 インド市場では、中国メーカーに対してサムスンが首位奪回を目指して果敢に反撃しているようですが、Appleはいい材料がないようですね。できれば、日本勢にも頑張ってほしいです。エルーガとか、エルーガとか……。

情報元腾讯科技
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