ネットアイドルは「社会の毒」?中国ネット警察のSNSアカウントが自由すぎる

 シャープやタニタの広報など、「中の人」が自由にやっている雰囲気のツイッターアカウントは、新鮮で好感を抱く人が多いですね。

 さて、中国四川省の某市公安局(警察本部に相当)インターネット安全保衛支隊(通称インターネット警察)の微博アカウントが、インターネットタレント(ユーチューバー的なもの)を名指しで「社会の毒、青少年を誤った方向へ導いている」と批判したと、「晖仔爱娱乐」などが伝えました。

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 報道によれば、某インターネットタレントが動画の中で国歌をふざけて歌ったことなどについて、インターネット警察が「大罪」と指摘、この種の人間は、社会の毒であり、その罪は万死を以っても足りない、彼らは多くの青年を誤った方向へ導いており、有名になって金持ちになることしか考えていない、禁止するばかりではなく、厳しく攻撃しなければならない……と批判したといいます。

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(Weiboより)

 当該部門のアカウントを確認したところ、 正確にいえば、名指しとネットタレントによる行為に関する部分は「新民週刊」からの引用なのですが、お怒り部分は原文なので、その意味については大差ないでしょう。

 参照元の記事は、「応援しているネットタレントには、自分の能力範囲内で投資しようね」と〆られています。ついでに引っ張られてはたまらないので、非常に重要な教訓ですね。

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 なお、政府機関としての認証を受けている当該部門のアカウントを見てみると、わりと自由にいろんな発言をしているようです。

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(Weibo上で公式アカウントとして認証済み)

 風雪に耐えて国境警備の任に当たる人民解放軍将兵への感謝は、「警察関係なくね?」という疑問はあるものの、警察が軍に感謝してダメなことはないので、まあいいでしょう。

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(Weiboより)

 消化器でバスのドアや運転手を殴った男のニュースについて、「公共交通安全に深刻な危害を与えている、厳罰に処すべき!」とお怒りの当該部門アカウント。そうでしょうし、警察は関係ありますけど、部門……。

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(Weiboより)

 当該アカウントは、国際問題についても関心があるようで、米空母のフィリピン近海での行動に関するニュースをリツイート。コメントは、「役者による修行の話」。「単なるパフォーマンス」と言いたいのでしょうか。

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(Weiboより)

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 厳格なインターネット検閲で知られる中国ですが、執行機関のSNS運用の基準はけっこう緩いみたいです。日本の役所の運用基準はわかりませんが、担当者の言いたいことを婉曲に表明する技術は中国より発達しているかもしれませんね。