Microsoftが社内で新しいデュアルスクリーンSurfaceのデモンストレーションを開始したと、計画をよく知る情報源を元に、The Vergeが6月3日に報じました。
Microsoftはこれまで約2年間、Centaurus(ケンタウルス)と呼ばれるコードネームを付与されたデュアルスクリーン端末を開発してきたとのこと。これはタブレットとラップトップの流れを汲む新しい端末になるとしています。
以前、MicrosoftはコードネームAndromeda(アンドロメダ)なる折り曲げ端末を開発、これは「ポケットに入るSurfaceになる」と伝えられてきました。しかしCentaurusはこれよりも一回り大きいものとなるとのこと。Centaurus開発のため、現在Andromedaは開発が中止されているそうです。
今回の開発にあたり、MSはIntelと協力。Centaurusは軽量版Windowsを搭載しているとのこと。Surface開発部隊が社内のより広い従業員にCentaurusを披露していることから、製品の発売が6ヶ月以内に行われるとThe Vergeは推測しています。
こうした情報を追認するものととして、Forbesは6月23日、市場調査会社IHS MarkitのConsumer Electronics部門Jeff Linアソシエイトディレクターの予測として、折りたたみSurfaceは縦横比4:3の9インチスクリーンを2枚搭載と報じました。Jeff Lin氏の情報源はサプライチェーン筋。
Windows OSの新バージョンWindows Core OS、Intel 10nmプロセッサ Lakefieldを搭載したAlways Connected PCとなり、AndroidアプリやiCloudサービスも実行できるとしています。
Microsoftは10年前、2画面搭載PC「Courier(クーリエ)」を構想し実際の製品を出していませんでした。その幻の構想を彷彿させます。