「Amazonで売ってる怪しいSIMカードを設定した」という怪しいタイトル通りの、ただの報告です。
とある青年実業家から「スマートフォンの契約で困っている」との相談を受けました。
実際に秋葉原の喫茶店で話を伺ったところ、既に端末と回線はお持ちのようでした。ただし組み合わせは「どこのキャリアかもわからないiPhone」「なんだかよくわからないSIM」「SIMフリー Wi-Fiルーター」です。
とりあえず、なんとなく外でデータ通信さえできれば良いそう。曰く、入手経路不明のiPhoneも気に入っており、SIMもなんだかよくわからないけど良い物らしいとのことなので、ありあわせのもので設定していくことにしました。
まず現状を把握します。iPhoneは、とりあえず「SIMロックのかかったau版 iPhone 7」であると判明。
ちなみに確認方法としては、「設定→一般→情報→IMEI」のIMEI番号を、各キャリアの確認ページで入力。
そして、SIMカードはSoftBankであることがわかりました。具体的にはコレ。
容量100GBのプリペイドデータSIM。6ヶ月なら1万8000円、12ヶ月なら3万3000円。(相談者曰く『全期間通算100GB』とのご認識でしたが、実際はおそらく月間あたり?)
SMS利用可、SoftBank端末でも原則SIMロック解除必要との記述があります。胡散臭い説明画像いわく「初期手数料も月々の支払い料も込」。怪しさ満点ですね。「商品受取後に、故障や不具合以外の返品返金が出来かねます」とのこと。
幸いにも、既にお持ちのWi-FiルーターHuawei E5383s-327はSIMフリーでしたので、E5383s-327で通信できるようにし、それにiPhoneをぶら下げることにしました。
なので、SoftBankのSIMカードをE5383s-327に挿します。SIMピンはお持ちでなかったので、アキバでSIMピンを購入。SIMカードを挿入します。ちなみにE5383s-327のSIMサイズはMicro SIM。
PCから、ルーターにWi-Fi接続し、ブラウザを起動してIPアドレス「http://192.168.8.1/」をアドレスバーに入力。ログインの初期パスワードは「admin」。「設定→プロバイダ設定→新規プロファイル」で、SoftBankのアクセスインターネットプラスを指定。
- APN: plus.4g
- ユーザー名: plus
- パスワード: 4g
iPhoneをルーターにWi-Fi接続でぶら下げて、ネット接続可能に。LTE接続時、速度は10Mbps以上出ていました。とりあえず、以上が「使えた」という報告です。これまで培ってきた経験とカンが活きてよかったです。
この怪しいSIM、Amazonでは玄人ばかりが買っているせいか基本的に高評価レビューコメントが目立つ一方で、「20GBしか使ってないのにSMSで通信制限告知が来た、しかし普通に使えた」「2ヶ月使ったらまだ容量があるはずなのに通信制限を食らった」などの報告もあります。素人には全くおすすめしません。