Bluetooth 5.0、aptX HDに対応したMPOW S11をMPOW様よりご提供いただきましたのでレビューしていきます。
パッケージ正面右下にも表記があるaptX HD対応の表記。apt-X HDはサンプリング周波数48KHz、量子ビットが24bitのいわゆるハイレゾ相当の伝送量をサポートする規格です。似たような規格でLDACもありますが、LDACは可変ビットレートに対し、aptX HDは固定ビットレートで転送します。
パッケージ情報ではIPX7の防水に対応し、内蔵バッテリーでなんと9時間の再生もできるそうです。1日の生活で使う分には十分の再生時間ではないでしょうか。
背面にはしっかりと技適取得のマークがあります。R 211-181227は総務省のデータベースで検索したところしっかりとMPOWの表記があったので国内でも安心して利用できます。
内容物は簡易的な説明書と製品本体が入ったケースです。
ケースをあけるとワイヤレスイヤホンのS11と充電ケーブル、S、M、Lのサイズのイヤーピースが入っています。
充電端子はmicroUSB。最近はType-Cのデバイスが多いので、ワイヤレスイヤホンもType-Cのほうがありがたいのですが、流石にまだハイエンド機にしか普及していおらず。この価格帯が対応するにはもうちょっと時間がかかりそうです。
製品同士は磁石でくっつくので、首からぶら下げておいても落ちていくことがありません。
AirPodsと比較するとこれくらい。本体はそれほど大きくなく、従来のイヤホンと置き換えて使っても違和感は感じないサイズだと思います。
肝心の音質は精細感にかける、こもったような音。決していいわけではありません。安い1000円しないくらいのイヤホンといい勝負だと思います。ただ、Bluetooth 5.0のおかげか、接続は切れにくかったです。筆者が愛用しているSONYのWH-H900Nは音質優先(LDAC)にしていると、通勤時間帯の電車や新宿の混雑しているところで音飛びが頻発しますが、S11はそれに比べると安定していました。
音質は良いものではありませんが、接続の安定性の高さ、そして防水対応モデルで安い製品を探しているならS11はアリだと思います。雨の日でもランニングをするユーザーや、それほど音質が重視されない環境で使うならS11おすすめできます。逆に音質に拘る、ならS11はオススメできません。ただ、価格が3000円前半と比較的安いこともあり、予備で持っておくのも悪くないかもしれませんね。