Google Pixel 4が本日発売しました。新たに搭載したデュアルカメラの構成は1200万画素の広角カメラと1600万画素の望遠カメラ。これまでソフトウェア処理のみで単眼カメラで戦ってきたPixelの多眼化、どういう画が撮れるのか気になりますね。
早速、夜景やご飯を撮り比べてみました。
Pixel 4 カメラレビュー
ご飯
以下、中華料理屋で撮影した前菜のピータン。飯テロとしては、一番美味しそうに撮れたのはXperia 1でしょうか。
水餃子。Pixel 4の特徴は、ホワイトバランスがおかしくならない点。こういう場合は色温度を低めにしたり赤を強調してしまったほうが美味しそうにはなりますが、Pixel 4は白い皿は白色です。周囲がやや暗めの中でも、Huaweiは明るく、露骨に色を作っている感じはしますが、美味しそうには見えます。
麻婆豆腐、Xperia 1はなかなか美味しそうに撮れてますね。BlackBerry KEYoneは優秀な飯テロマシンだったのですが、Key2は「一昔前のスマホと、今のスマホの進化ぶりを示すベンチマークのための『悪い見本』」みたいになってしまっていますね。あくまでPixel 4は、ホワイトバランス重視に徹しているように見えます。
カメラに別途「飯テロモード」でも付け加えてしまえばいいのにと思いますけどね。これは各種カメラ・画像編集アプリ、SNS投稿時のフィルターなどで代替できるので、割り切って使うのがよさそう。
夜景
Pixel 4は、専用の夜景モードを搭載しています。数秒間露光することで低照度でも明るい画を作れます。
左がBlackBerry Key2、右がPixel 4。
以下はPixel 4の夜景モードで撮影。[/wentytwenty]
夜景はいずれのメーカーのフラッグシップも綺麗。目に見えない暗いところまで描写するP30 Pro、それに近くて若干光を強調するPixel 4、それらには及ばないけれど自然に見えるiPhone 11 Proといったところ。
夜景での望遠
夜、6倍ズームをしてみました。
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実はiPhone 11 Proには弱点があります。それはレンズ切替時に夜景モード(ナイトモード)を有効化できない点。
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通常時(広角レンズ)では利用できますが、望遠と超広角では夜景モードを使えません。このため、望遠時には看板の光によって看板に何が書かれているのかわからなくなってしまっています。
レンズ切り替えをエフェクトによって感じさせず、詳細な設定項目も極力OS側設定画面内に押し込むなど、体験としてカメラアプリは完成度が高いiPhone 11 Proだけに、ここはちょっと残念ですね。
続いてHuawei P30 Pro。6倍だろうがディテールをしっかり描けているのはさすが。なんといっても光学5倍望遠レンズですからね。
全体的にちょっと暗く木の葉っぱなど色が沈み過ぎかなとは思わなくもないですが。よくできています。
そしてこちらがPixel 4。より夜景モードらしく明るい感じで良いですね。
ズーム時、iPhoneと違って看板内の文字も描写。細部はちょっと絵の具で塗ったような不自然なところはあるにせよ、光学2倍レンズにしては、ソフトウェア処理によってディテールを描き出せているのがスゴイ。同じく光学2倍レンズを搭載しているはずのiPhoneより良いですね。
これで3倍、5倍を搭載してきたら、一体どうなってしまうのか?カメラモジュールのハードウェアも重要だけれど、ソフトウェアはさらなるポテンシャルを秘める、そんな感じですね。
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