廉価グレードのスマホに搭載されていることで知られている、MediaTekが、新プロセッサーとしてMediaTek Helio G70を発表しました。
今回発表された、Helio G70はMediaTek Helio G Seriesに属する製品で、ゲーミングに最適化されたプロセッサーとなっています。
新製品のHelio G70のスペックは以下の通りとなっており、カタログ上のスペックでは既存のHelio P65と全く同じとなっています。
名称 | Helio G70 |
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CPU | 2×A75 + 6×A55 |
周波数 | 2.0GHz + 1.7GHz |
GPU | Mail-G52 2EEMC2 |
カメラ | 4800万画素 1600万画素 + 1600万画素 |
リフレッシュレート | 60Hz(FHD+) |
RAM | LPDDR4X(最大容量:8GB) |
ストレージ | eMMC 5.1 |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
4G LTE | Cat.7/13 |
製造プロセス | 12nm FinFET |
しかし、Helio G70には細かな機能としてMediaTek HyperEngine Game Technologyを搭載しており、AI機能を駆使してネットワークとリソース管理の最適化をすることが可能となっており、ゲームがより快適に動くように調整されています。
カタログ上のスペックが同じであるHelio P65のAnTuTu Benchmark v8の結果が以下の通りとなっております。
CPU性能 | 35,196 点 |
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MEM | 41,113 点 |
UX | 36,039 点 |
総合点数 | 184,627 点 |
競合他社の製品として一番近い結果を出しているのは、Qualcomm Snapdragon 665となっています。
Snapdragon 665もミドルクラスのSoCではありますが、ガッツリとゲームをメインで使用するような方には向きませんが、ある程度のゲームまではプレイできるような性能となっています。
また、MediaTek社製のSocを搭載した機種は廉価モデルが多く、連絡を主とした方にとっては、手頃な値段で購入することが出来るのも一つの魅力ですね。
このHelio G70はXiaomi Redmi 9で使用されるとの噂も存在しているようですので、今後どの様な機種に搭載されていくのかが気になります!